2004年11月28日

地中海遺産美術展に行ってみた。

地中海遺産美術展の女性像。作られたのは2世紀のということですので今から1900年ほど前のもの。非常に整った造形の像です。 大阪南港の「ふれあい港館」で開催中の「地中海遺産美術展」に行ってきました。展示の規模はそんなに大きくないのですが,内容はなかなか面白かったです。
線彫りの金属製手鏡。この時代にもコンパスがあったのかと思うと感慨深げです。地中海遺産展にて。 古代ローマ時代の陶器は以前から見てみたかったので,つぶさに見れてよかったです。この時代は特に線画に熟達しているようで,金属製の手鏡の背に罫書いて書かれた絵の力強さというのは目を見張ります。

地中海遺産展にて。大量の銀化ガラスの展示。欲しい。 あと,銀化ガラスの展示がたくさんあったのも嬉しかった。個人的に所有したいと思っている骨董分野なので興味津々。地中に埋もれたガラスに金属イオンが吸着して層を成すなんて,すごい時間を感じさせます。一個でもいいから欲しい。(日本では人気が高いので購入すると何十万の単位になるそうです。)

ヘラクレスの姿をしたアレクサンドロス大王の銀貨。地中海遺産美術展にて。 古代コインの展示もなかなか興味深かった。カルタゴやシラクサなどの都市のコインやヘラクレスやアフロデーテなどが神話の世界がモチーフになっているのを見ると,当時の人たちの生活がどのようなものであったか想像してしまいます。

大阪南港のふれあい港館。目的のよく分からない施設。中にはワインミュージアムとレストラン,姉妹港などの紹介コーナーがありました。 当日900円で写真はフラッシュ禁止で撮影可能。個人的には満足できる内容でした。

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