2005年4月23日

新港貿易会館

新港貿易会館の写真をセピア調にしてみた。雰囲気ありますね。
 上の写真は,三宮からフラワーロードをズーッと南に下って(神戸の人は南北を上下で表現することが多い),阪神高速を越えて,有名な神戸税関の南側にある交差点の向かい東側にある「新港貿易会館」という建物です。

新港貿易会館の丸窓。装飾の桟が微妙に水平を取れてないようです。 あまり有名ではない建物の一つなのですが,大好きな建物の一つです。新港埠頭のすぐ近くということもあり,船を意識した造形だと思います。
 丸と直線を基調としたタイル張りのこの建物は,一塊の建築物として非常にまとまりがあり見ていて安定感があります。また外壁に張られたスクラッチタイルや1階と3階の軒がいいリズムを生んでいて,とてもスタイリッシュなデザインだと思います。

新港貿易会館の軒と外灯。素晴らしい意匠。もっと評価されていい建物だと思います。 他の古い建築の持つ威圧感や重厚感がなく軽くポップな感じがいいです。また現役のテナントビルとして,地道に働いているところも好感を持ちます。
 こういうところに事務所を構えるのも面白いなぁ。

新港貿易会館の玄関のステンドグラス。フランク・ロイド・ライト調の綺麗なものデザイン。素晴らしい。 ネットで調べてみると,昭和9(1934)年建築,兵庫県営繕課の設計ということです。この建物はステンドグラスも綺麗です。自分では玄関口のものしか撮っていなったのですが,丸窓にもステンドグラスが入っているようです。(内部を紹介しているページ
 また内部を散策に行かなければならなくなりました。(see also photo lib. 新港貿易会館

相変わらず格好いい海岸ビルヂング。ファッショナブルなビルに変身中。 個人的にはこの建物と,海岸ビルヂングが好きなのですが,海岸ビルヂングの方は最近化粧直しというか,汚れ落としをしたようで,妙に綺麗になってしまったのが残念です。

 阪神間のレトロな建築物については,デジタル写真缶の「兵庫レトロ」が良くまとまっていました。このページを見ると垂水の塩屋周辺も木造建築でいろいろあるようですので,また行ってみよう。

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