2006年1月28日

Wikipedia に「生きている化石」というカテゴリーを作ってみた。

姫路市立水族館の「生きている化石展」にて。ミドリシャミセンガイ (Lingula anatina)。有明では食用にしているそうです。珍味だとか。めかじゃ(女冠者)とも呼ばれる。<br />触手動物門腕足綱無穴目シャミセンガイ科。数億年前から姿が変わらないという種

 最近,こちょこちょと触っている Wikipedia。英語の内容の充実に比べると日本のものはまだまだ項目が足りないですね。手持ちの写真で新規登録しないといけないものが山のようにあります。

 英版はどちらかというとアカデミックな印象でかなり細分化された情報が項目として立てられていますが,日本版はホビー的な利用の延長線上で作られた大雑把な項目が多いような気がします。

 自信を持って説明を書けるだけの知識が追いついてないのでもっと勉強しなくては...。(何も書かなきゃ即時削除されるし。)

 このところ,絶滅危惧種生きている化石などの稀少動植物の登録を続けてきたので,ついでに新しく「生きている化石」というカテゴリーを作りました。

 作業していくと,これが結構面白い。思わず,へぇぇというものもあり勉強になります。

 例えば,トクサという植物はツクシ(スギナ)の近種なんですが,生きている化石とされているそうです。トクサは

木賊(トクサ (Equisetum hyemale L.))の花。土筆(ツクシ)そっくり。<br />なんと,生きている化石に分類される古い種なんだそうです。

 一番上の写真はミドリシャミセンガイ。カンブリア紀前期に発生した腕足動物という全く別の生き物なのです。有明辺りに行くと煮付けにして食うんだとか。人間て凄い。

空港の到着ロビーのアイコン

神戸空港のターミナルビルの案内。一番左端のイメージに違和感を感じる人は多いんじゃないでしょうか。飛行機はこんな体制で着陸しません。

 先日,神戸空港のターミナルビルに行ってきました。そこで見つけたのがこの到着ロビーの標識。こんなタッチダウンって怖すぎ。

 他の空港ってどんな絵だったのか思い出せないけど,違和感を覚えたのは初めてだ。

2006年1月27日

時間がない。

王子動物園のジャイアントパンダ(大熊猫)(Ailuropoda melanoleuca)。オスのコウコウ(興興)はかなり活発に歩き回っています。

 相変わらず時間がない。写真の整理,英語の単語調べと登録,wikipediaへの登録という作業を平行して行っているので手間が大きいし,wikipediaで項目を確認していくと,新しく登録できる項目を発見してしまう。

 子供の相手やら寝かし付けをしながら一緒に寝てしまったりで,なかなかまとまった時間が取れない。

 月平均400枚以上は登録したいのだが,このままでは難しい。どれも面白いので落とせないのがツライ。頑張ろう。

2006年1月24日

Wikipedia Commons

姫路市立水族館の「生きている化石展」にて。オウムガイ。貝ではなく古い頭足類の仲間。要はアンモナイトだ。

 Wikipedia Commons に登録した写真の一覧を表示するページを作りました。博物館関係で撮っている写真が結構あるので,まだまだ登録することができそうです。

http://commons.wikimedia.org/wiki/User:Opencage/photos

 Wikiでサブディレクトリを作れるとは知らなかった。http://commons.wikimedia.org/wiki/から後ろがURL変数なんで,考えてみれば不思議ではないんだけれど結構関心してしまった。文法をきちんと身に付けると物凄い凝ったことができそう。コメントを頂いた Tomomarusanさんのページなどは凄い機能を使いこなしていて,どうやって実現しているのか頭を捻るばかり。もっと研究しよう。

 ということで,今後,動物園や水族館に行くときはネームプレートや説明書きもちゃんと写してくるようにしよう。

イルカ

着水。須磨海浜水族園のイルカショーにて
ハンドウイルカ。須磨海浜水族園にて...ハンドウイルカ。須磨海浜水族園にて...ハンドウイルカ。須磨海浜水族園にて...ハンドウイルカ。須磨海浜水族園にて...ハンドウイルカ。須磨海浜水族園にて...ハンドウイルカ。須磨海浜水族園にて...首を振るイルカ達。須磨海浜水族園のイルカ...イルカのジャンプ!須磨海浜水族園のイルカ...ジャンプしたイルカ。置きピンで撮ったので...空中で縦方向に回転しているイルカ。須磨海...イルカのハイジャンプ! 須磨海浜水族園に...イルカのジャンプ。須磨海浜水族園にて...イルカショーの中休みに遊びに来るマゼラン...イルカのジャンプ!須磨海浜水族園にて...バックフリップ!須磨海浜水族園のイルカシ...イルカショーの合間に餌をねだる鳩。ちょっ...ジャンプ!須磨海浜水族園のイルカショーに...またまたジャンプ!須磨海浜水族園のイルカ...イルカがジャンプの途中で体を伸ばしている...2頭でジャンプ!須磨海浜水族園のイルカシ...こうやって見ると物凄い高くジャンプするも...着水。須磨海浜水族園のイルカショーにて...陸に上がったイルカ。内臓にかかる負担が大...

 先日行った須磨海浜水族園のイルカライブショーで撮影したイルカの写真。マニュアルフォーカスのレンズでも結構撮れるものです。面白い!

2006年1月23日

息子と王子動物園に行ってきた。

ボリビアリスザル (Saimiri boliviensis)。寒いので室内に避難中。スポットライトを浴びるのが快適な様子で皆檻に近づいています。王子動物園にて

 昨日は妻の体調が良くなさそうだったので,息子と二人で王子動物園に行ってきました。12時から16時までしか一緒の居れなかったけど,なかなか楽しくて良かった。

 妻と意見が異なることが多いのは前からですが,休みの日は買い物とかより教養施設に行きたいのです(生きもの好きにさせたい)。できれば午前中に出発して,向こうでお昼を摂って,夕方までウロウロできたらいいなぁ。

 息子の3歳の誕生日のプレゼントはカメラにしようかな。Optio WPi あたりを考えてみよう。

Optio WPi イメージバナー


シセンレッサーパンダの太郎(太郎)。王子動物園にて

2006年1月21日

ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) へ画像の提供を始めてみた。

ミノカサゴ。「さかなぐらし」という特別展での展示なので会場も明るく,水槽も透明で綺麗な写真が撮れました。須磨海浜水族園にて
Carl Zeiss Makro-Planar T* 60mm F2.8 (AE) with Olympus E-300

 みんなで作るインターネットの百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」が結構好きで,一時期コチョコチョと執筆をしていました。いつものように飽きて放ったらかしにしていたのですが,昨日から復活しました。

 ウィキペディア自体は引用したり,リンクを張ったりするのに全く気を使う必要がなく,日頃から生物や植物の名前調べに活用しているので,もうちょっとコミュニティに貢献しようと思うに至りました。

 といっても,協力する部分は文章ではなく,撮り貯めている写真の提供。

 もともと,photo lib. に登録している写真データは,クリエイティブ・コモンズ帰属 - 同一条件許諾 2.5 というライセンスで提供してあるので,「著作権の表示とライセンスの継承」をしてもらえれば勝手に商用利用もできるし,自由に改変しても構わないということにしています。

 ウィキペディアの姉妹プロジェクトである「ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)」はみんなで使えるメディアを蓄積するというプロジェクトで,クリエイティブ・コモンズ帰属 - 同一条件許諾 2.5 というライセンスで画像を登録することもできる。ということはやってることは一緒だし,どうせなら活動範囲を広げようということで,百科事典に使えるような写真を登録していくことにしました。

 面白いのですが,写真の説明を英語で書くようにしただけでもかなり時間が取られてしまっているのに,ウィキメディア・コモンズに写真を登録し,ウィキペディア側のメンテナンスもちょっとはしないといけなくなるので,時間的にキツイ。

 しかし,なんとも回り道が好きな性格なんだろうか,自分でも呆れる。

クリオネ(ウミウシ類裸殻翼足目ハダカカメガイ科のハダカカメガイ)。可愛らしい姿だけれど,実は肉食の貝の仲間。須磨海浜水族園にて

今日の一枚 ミノカサゴ

ミノカサゴの顔のアップ。こういう写真がマニュアルフォーカスで撮れると滅茶苦茶嬉しい。須磨海浜水族園にて

 先日,須磨の水族園に行ってきました。冬なのであまり人もおらず結構のびのびと見ることができて良かったです。特別展「さかなぐらし -Art meets Aquarium -」という展示があり,変なものも多かったけど会場が明るかったので綺麗に魚が撮れたので個人的には良かった。

金魚。須磨海浜水族園の特別展「さかなぐらし」にて。フロアテーブルが水槽になってるという作品

 なかなか凄いインパクトを持つのが,下の洗濯機に棲むハイギョ(肺魚)。頭の中で考えても実現するのはなかなか勇気がいりそうです。
洗濯機の中のハイギョ。須磨海浜水族園の特別展「さかなぐらし」にて

2006年1月18日

阪神淡路大震災の発生から11年目

献花。阪神・淡路大震災 11年目の集いにて。

 都市を襲った直下型地震としては近代最初のものであった阪神・淡路大震災ですが,最近はいろいろな所で散発的に地震が発生してるんで,今後10年という尺度で考えると,またどこかで大きな地震がありそうな気がする。

 異論はあるであろうが,先の震災というのはとても運がよかった。

 もし,あの地震が1-2時間遅くやってきていたならば,もっと広い範囲(それこそ阪神間一円)が焼け野原になっていただろうし,昼間であれば阪神間の経済は壊滅していただろう。自分自身を考えても,もし出勤していたら什器に押しつぶされていた筈だ。

 また冬でなく,夏であれば救援物資は腐り,衛生上の問題が強烈にのしかかってきただろうと思う。

 もし,今地震が起きて避難所に行くことがあるのならば,人々はまずコンセントに近い場所の取り合いをし,給電の順番やACアダプターの管理で大混乱するんだろうなぁ。あの頃は公衆電話で事足りたことが,今後の地震は数多くの自家発電装置と避難人口に相当するコンセントタップが電話会社各社に求められるのではないだろうか。

 一番心配なのは人々のモラルだ。阪神・淡路以降いくつか地震は起きているが,都市部ではないので単純な比較はできないが,11年前に我慢できた事柄を受容できない人が非常に増えていると思う。傍若無人に振舞う一部の人にどれだけ迷惑することか,想像すると頭が痛い。

2006年1月17日

今日から復帰

2006年1月17日の朝

 昨日の午後からようやく調子が戻ってきた。今日はなんとか仕事に行こう。

 今の仕事って,とても苦手な分野なんで本当は行きたくないんだなぁ。

2006年1月15日

インフルエンザにかかったらしい。

ヒッツキムシ。子供の頃はこれを投げ合って遊んだものでした。今では子供の遊べる原っぱ自体がないかもしれません。

 金曜日に仕事に行くと,どうも体の調子が変なので,午後から休んで家に帰りました。かかりつけの病院が午後の診療が4時30分からなので寝て待っていると,いつの間にか熱が38.5℃も出てしまい,もしかしたらインフルエンザかも...,と心配になってしまいました。

 病院に行って,鼻の奥の粘膜を使うインフルエンザの簡易検査をすると,陰性だったのですが,精度が高くない検査なので後からインフルエンザだと分かることも多い,ということでタミフルも処方してもらうことにしました。

インフルエンザ治療薬 タミフル 発症48時間以内の服用でよく効くとのこと。

 家に帰って,晩御飯までまた寝ていると熱が39.5℃になってしまったのでインフルエンザ決定,ということでご飯を食べて,タミフルを飲んで丸一日寝てました。大分良くなったみたい。

 ただ,最初に1日2回というのを1回2錠と間違えて,2錠も飲んでしまったのでちょっと心配しましたが,悪影響はあまりなかったようで助かりました。

 久々に眼鏡を掛けて,CRTモニターを見ると目が痛い。そろそろ終わりにしよう。

2006年1月12日

今日の一枚 光を浴びたヤツデの葉

ヤツデの葉。弓弦羽神社にて
ヤツデの葉。弓弦羽神社にて E-300 with Carl Zeiss Makro-Planar T* 60mm F2.8 (AE)

 照葉樹の葉は光を浴びると葉脈が輝きを放ち,とても綺麗なのでとても好きな光景です。暗がりの中に暖かいスポットライトが当たっている葉を見るとそそくさとカメラを引っ張り出してきます。

 上のヤツデの葉は面積が大きいのでなかなか見栄えのする画面になりますね。

 中には葉の周りに光の縁取りがされるものもあって,これまた綺麗です。
逆光を浴びた常緑樹の葉

 ただ,ワンパターンになりそうなのがちょっと気になるところ。

2006年1月11日

神社の狛犬は二体一対ではないらしい。

高砂神社の境内にある琴平大神の社を守る狛犬 吽像
高砂神社の境内にある琴平大神の社を守る狛犬 吽形(うんぎょう)

 マニアというほどでもないけれど,神社狛犬が好きで,結構写真を撮っています。

 英語のページを書くために,wikipeida で狛犬を確認してみると「へぇー」とい話が載ってました。

 まず,狛犬というのは左右一対で「阿吽」の組み合わせになるものだと思っていたのですが,本来は頭に角がある「獅子」と,角がない「狛犬」の対である「獅子狛犬」というのが正しい組み合わせなんだそうです。へぇー。

 下の写真は神戸の三宮にある小野八幡神社にある陶器の狛犬なのですが,奥のものが獅子,手前のものが狛犬になります。
小野八幡神社の狛犬

 お稲荷さんのように,狛犬ではなく他の動物が守っている場合は「神使」というそうです。下は元町にある「走水神社(はしうどじんじゃ)」の牛。菅原道真あたりを祀っているのかもしれません。

元町の走水神社(はしうどじんじゃ)の牛の神使。狛犬の代わりにいます。

 また,狛犬の阿吽の組み合わせは,仁王を真似たためで日本特有なんだとか,知らないことが一杯でした。奥が深いです。

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