2007年4月30日

SugarCRM is just Customer Relationship Management tool

TEEPEE outdoor kitchen(ティピ アウトドア キッチン)の窓から見える屋根の上の龍

 SugarCRMは流石に商用ソフトとして展開しているだけあって、非常に完成度が高かった。

 アップデートの適用やエクステンションの導入もオンラインで実施できるので、使い勝手がとてもいい。特にVMwareの仮想サーバーとして提供される rPath Linux の ヴァーチャルアプライアンスとの連携は、OSのアップグレードも含めてオンラインで行えるのでとても便利。個人的にはかなり好印象を持った。

 ただ、高度に顧客管理に特化している分、情報共有(共同作業)のための汎用性があまり見受けられないので、ちょっとカスタマイズして、グループウェアとして利用しようという目論見は果たされなかった。

 通常の業務用に使えない原因は、
1. ユーザが属するグループ管理が出来ない。
2. ユーザーまたはグループごとに閲覧規制が出来ない(しない方が業務見通しが良くなるので短所ではないかもしれない)
3. スケジュールに入力できるのがミーティングと電話しかない。休むことを前提としていないのか....。

などなど。

 逆に、これは凄いなぁと感心するのが、まずデザイン。とても簡素で綺麗です。そして、Outlookなどクライアントアプリとの連携。そして、オンラインアップデートとモジュールインストールなどなど。それぞれの完成度も高く、オンライン版のProだと、月に1ユーザーに$40払うという結構な金額のサービスが無償で利用できます。

 ただ、どっちかというと、B2B、B2C(B = distributor、C = customer)という関係に特化しているので、内部の情報共有という目的にはフィットしない。結構な時間を費やしたが、とりあえずテストユーズはこれくらいにして、次のグループウェアを試してみよう。

 次は、Simple Groupware。LAMPサーバーで構成されるグループウェア。シンプルと銘打つ割には複雑なことが出来るという話だ。すでにインストールを済ませて、利用しているが確かに複雑か、煩雑かもしれない。バザール形式のオープンソースソフトウェアによくあるケースであるが、開発者の想いを切り捨てられないと、なんでもかんでも盛り込んでしまう。これからITに大した興味も無い人達に使ってもらおうとすると、この辺りが頭の痛いところだ。

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