2010年3月6日

大満足、ナーン・イン

ナーン・イン(Naan inn、インド・パキスタン料理、神戸)
チキン マライ カバーブ(Chicken Malai Kabab)、ナーン・イン(Naan inn、インド・パキスタン料理、神戸)
マトンビリヤニ(Mutton Biryani)、ナーン・イン(Naan inn、インド・パキスタン料理、神戸)
マサラ・カルチャ(Masala Culcha)、ナーン・イン(Naan inn、インド・パキスタン料理、神戸)

 北野にあるインド・パキスタン料理の「ナーン・イン」に行ってきた。これがなかなかいいお店で久々の感動ものだ。たくさん食べて、たくさんお喋りして、たくさんのことを学ぶことができた。また行きたいなぁと思う。

 仕入れた情報をメモっておくと、

・デリカショップをモスクの前に出してるそうで、南側にあるハラルフードの店とは別の店なのだそうだ。
・店にやってくるムスリムは、モロッコ、サウディアラビア、インドネシア、マレーシアなど非常に沢山の人々。店主の方は英語、日本語、アラビア語が喋れる。アメリカには2年以上滞在していたことがあるそうだ。
・ビリヤニの中に入っている大きな葉っぱの名前は忘れてしまった(誰か教えて、手元の本には載ってない)が、ビリヤニやスープでよく使うのだそうだ。口に含んでクチャクチャと(chew)するのだそうだ。チューしてみると、胡椒の味がして結構辛く刺激的だ。これは面白い。
・チキン マライ カバーブと一緒に出てきたソースはペパーミントやタマリンドなどが原料で、清涼感のある辛味がすこぶる旨い。何にでも付け合わせできそうだ。
・ビリヤニはとっても辛い。
・アルゴビーはアチャールで味付けされているようでとても複雑な味。
・アルゴビーも、サーグゴーシュトも生コリアンダー(香草)がたっぷり。
・ナーンの生地はとても固そうで、引っ張って伸ばせないからなのか、両手の指で突きながら伸ばしていた。焼き上がりはしっかりしていてまるでピタのようだ。
・タンドールは炭を使っているそうで、ガスを使っている所とは全然味わいが違うので是非食べて欲しいそうだ(今回は食べず)。
・最初に出てくるサラダはなんとサービスだ。
・キーマカルチャは餃子っぽい。
・昼間に出しているビリヤニと夜に出しているビリヤニは作り方がちょっと違う。昼間は大釜で作るそうだ。
・3人で食べに行って、マトンビリヤニ、ナーン1枚、カルチャ2枚、チキン・マライ・カバーブ、サーグゴーシュト、アルゴビ、各人1ドリンク。お腹一杯になって持ち帰りを包んでもらったのに1人あたり 2700円だった。しかもサラダはサービス。凄い。
・料理は安い。ナーンは280円、アルゴビーは1000円だ。ボリュームたっぷりのマサラカルチャも330円。多分神戸で最安の価格設定だと思う。
・夜は早くて、21:20ラストオーダー、21:30閉店。健康的だ。

 こんないい店があるなんて、今まで知らなかったのは残念至極。今度からランチの巡回先に追加しておこう。

2 件のコメント:

Haggie さんのコメント...

ついに行きましたか。
自分もこのお店が好きでときどきお邪魔しています。
特に金曜礼拝のランチはお勧め。 遅めのランチタイムに行くとムスリムムンムンになるので11時30分ころから行くのがいいでしょうね。
関連するお店の名は北野グロサリースで、モスクの山側正面にあります。
ビリヤニに入っている葉はカシアリーフです。
カシアはシナモンの種類のうちの一つですが、スリランカなどのシナモンの皮はクルリと巻いてあります。 風味も違います。 カシアは無骨に剥がした皮といった感じですね。
また、日本の肉桂とも風味に違いがあります。 葉の形状も似ていますが非なるものと考えて構わないでしょう。
以前、このカシアが入手困難なころはベイリーフ(月桂樹の葉)で代用していました。 
カシアリーフがなければならないというほどのものではありませんが、比べようにも言われなければ味の判別はできないでしょうし、入っているかいないかは見た目で判断するしかありません。
入っていなくても、この手の料理は通常、ホールガラムマサラを使用します。 その中にはカシア(樹皮)が含まれるため、風味に差が出にくいと考えられます。
入っているものと入っていないものを並べて食べてみて微妙な違いが判別できる程度です。 より多くの食材を使って贅沢なんだということです。
これをインド亜大陸とその周辺国の人々に話すと「俺はお前とは違ってその差を大きく感じる。」と優越感とともにしょうもない哲学をダラダラと話されるのが常です。 彼らが日本人ほど繊細な味覚をもっているとは考えにくいところです。
カシアリーフの入手先は、近所だとコウベハラルフード。 北野グロサリーズは失念。 インディアンプロビジョンストアは月桂樹の葉。 #38、#39グルハギではカシアやカシアリーフを使った料理を出しました。
チキンカレーやベジタブルビリヤニなどです。

OpenCage さんのコメント...

 いろいろ教えていただきありがとうございます。ナーン・インというベタな名前と日本人経営のような店構えで遠慮していたのですが、パキスタン人経営なら店名は納得した次第ですが、話をしたのが遅かったのでパキスタン系の料理を堪能できなかったのが反省です。

 カシアリーフはシナニッケイ(Cinnamomum aromaticum)でシナモンとは別種なんですね。ありがとうございます。

 グルハギは興味があるのですが、直ぐに定員が埋まってしまうようなので参加は難しいかなぁと思います。