2017年3月9日

Nexus 5X in dark

 須磨海浜水族園の深海コーナー。薄暗い照明のなか、Nexus5Xをガラスに密着させてHDR+で撮影。絞り f/2、露出時間 1/10s、ISO感度 3097 で見られる絵が撮れる。


 水族館のガラスというのが結構曲者で、実際にはアクリルで水と屈折率が違うので斜めから撮ると像がボケる。特に曲面は最悪なのだけれど、携帯電話のカメラモジュールはこういう場面にすこぶる強くて、密着させれば斜めだろうが曲面だろうが肉眼で見ている以上に撮ってくれて頼もしい秘密兵器になる。


暗くて、曲面でもこの通り。一眼レフでも、コンパクトカメラでもこうは撮れない。携帯のカメラの方が有利に立てる場面があるというのも面白い話だ。

骨格標本は興味深い

 気持ちが悪いという意見もあるだろうけど、骨格標本というのは興味深いものだ。生き物の形は骨格と筋肉によって形作られている。骨は筋肉の力を受け止める基盤で生活に応じた力が入りやすいように形を変えてきた。だから骨はその生き物の特徴をよく表しているのだ。

 例えば、ゴリラは草食動物で噛む力が非常に強い。それを示しているのが頭頂部の板状の突起だ。ここに頬肉が繋がり、膨大な量の硬い食物繊維を噛み砕くことができる。ゴリラの頭が盛り上がっているだけでは分からないことだ。首の後ろの長大な突起は背中と肩の筋肉に掛かる力を受け止めるためのものだ。骨を見ながらへぇーと感心するのは楽しいものだ。



今日、Amazon Prime ビデオを観ていると、骨について解説している BBCのドキュメンタリー番組 「骨から探る”生きもの図鑑”」というプログラムを発見した。脊椎動物の骨のことを丁寧に解説されていて面白いです。

動物園の動物の写真

久し振りの王子動物園。Sony α7S はまだ慣れてなくて被写界深度を稼ぐのが難しい。動物の写真は愛玩的な見栄えと、生体的特徴を明らかにすることの両立できるのが望ましい。可愛らしく撮るには被写界深度が浅い、ボケが有ったほうが良く、生体的特徴を捉えるにはピントが合った範囲が広い方が良い。この辺りの匙加減が難しいところであり、面白いところでもある。これにシャッタースピードとか、ISO感度とかが絡み合って悩ましいものだ。