2007年7月4日

Nexenta

ユリカモメ(Larus ridibundus)

 世の中にはいろいろな組み合わせを考える人がいるもので、Debian と OpenSolaris を合体させて、Ubuntu みたいなOSにしたという、Nexenta OS というディストリビューションがあるのだという。VMware イメージも用意されているというので、早速試してみた。OpenSolaris というと、ZFS が白眉な存在であり、これが使えるだけでも評価は非常に高いのだ。

 OpenSolaris 自体はDVDをインストールメディアにしているような巨大なOSであるが、Nexenta は600MB程度しかなく、CD一枚で十分というところが驚きだ。詳しくは理解していないが、Debian というのは、OSのコアの部分を入れ替えることができるらしい。なので、BSDベースの派生品もあるし、OpenSolarisをコアに挿げ替えることも可能なのだそうだ。

 本格的に使ってはいないが、見た目は Ubuntu そのもので、使い勝手もほとんど同じ。パッケージは開発者の人数の問題だと思うが、少々古いものも多いようだ。

 ZFSのコマンドを入力してみるとキチンと機能していたので面白そうだ。メモリ消費量も無操作状態で400MB弱程度。700MB以上ないとインストールさえさせてくれない OpenSolaris とは大違いだ。

 なかなか面白い。

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