2013年9月18日

何故MSはOffice Document Imaging を捨てたのか、、、

NIGHT AND DAY

今日、初めて知ったのだが、Office 2010には、MS Office Document Imaging が Officeツールとして用意されていない。Acrobatを使わなくても、作ったソフトの種類に関係なく書類をひとまとめにできるとても便利なアプリでExcel以上に活用していたというのに。少なくともそういう電子出力ファイルをハンドリングできるソフトは、MODI、Acrobat、Fuji Xerox の DocuWorks ぐらいしか使ったことがない。Office以外の経費が発生せずに利用できるのは、MODIしかないだろう。

例えば会議の資料を作るのに、ワードで作った文書とエクセルで作った表、パワーポイントで作った図、スキャナーで読み込んだPDF、これらを全てまとめて一つのファイルにし、複合機で一気に両面印刷することでどれだけ労力と時間が削減できていたか。もちろん、Acrobatを買えば同じように複数のソフトで作成した文書を一つにPDFに仕組むことができ、さら自動的にページ番号を追加するような更に便利なこともできるのだが、PDFを買うという事自体が難しいことがあるのだ。省力化とバーターで金を出しても良いと言ってくれるような仕事場であれば苦労はないのだが、、、。

で、MODIが無くなる原因が後継アプリに代替わりというのならいいのだが、これが無いのである。しかも、生成された .mdi ファイルを表示できるアプリケーションが消滅したそうだ。MSのサイトなどを読むと、XPSプリンターで出力して、OneNoteというこれまた用途がはっきりしないメモ作成アプリなるものを利用するように紹介しているが、簡易Acrobatとして使えるものではなかった。

なんでこんなことになるんだろうか。このMODIという機能、自分ではとても便利に使っていたのだが、他の人が活用しているのを見たことがない。何人かにこういう使い方ができるものと説明してデータを送ったにも関わらず、それを開くための努力を放棄したという話も聞いた。やはりそういう層が大半なのだろうか。

効率よく事を進めるために時間をかける努力を惜しまない、そういう人でなければ MODIの便利さを理解できないのか。ということは PDFの便利さと威力を享受している層はほとんどいないのか、、、と。ガッカリだ。

さて、どうしても MODIが忘れられない、手放したくないという方は、Microsoft Office 2010 で使用する MODI のインストール というページを参考に、SharePoint Designer 2007 を入手するのが正攻法。どういう経緯か分からないが無償のソフトとして利用できる。

OCR+透明レイヤーテキスト情報なんて機能もあるので文書結合だけじゃなくいろんなデータの保存媒体として便利度は非常に高い MODI だと思いますよ。これがあるからOfficeを使わなくなるというMSにとって不利益は全くないのだが、、、。

Ref.

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