2013年9月1日
帰ってきた Digital HiNote Ultra II
遠い昔に弟に貸していた DEC Digital HiNote Ultra II CTS5120 が突然手元に帰ってきた。何年ぶりの再会だろう。ゆうに10年以上経っている。1996年4月発売ということだから15〜16年前か。LANポートなんて付いていない。
この機械が好きだったのはとにかくカッコ良かったからだ。先代の Digital HiNote Ultra CS450 が最初に買ったパソコンで、2台目、3台目がこれ。その後に買ったのが 巨人 Digital Equipment Corporation を買収した Compaq を買収した HP が発売した Digital HiNote系の最後の後継機、Armada M700 だ。
パソコンに関しては昔から格好いいのが最優先で、|d|i|g|i|t|a|l| のロゴと本体のデザインのためなら50万円以上出しても惜しいなんて思わなかった。そしてとにかくトラックボールが使いやすかった。親指でクリクリと操作する感覚、特に早くカーソルを動かす時にボールをスパーンと弾く小気味よさは楽しかった(トラックボールそのものはパナソニックのLet's note AL-N2が最高だった)。他にも Olivetti Echos 24Cとかも買っていたので、あの頃一体幾ら使ったのか、、、300万円以上を勘定するのが怖い。
朝から晩までPCと戯れて、VRMLに未来を感じて3DCGの世界に転職しようとしたけれど結局二の足を踏んでしまい、VRML2.0の撃沈と運命を共にしなかったことを感謝するような今な訳だが、自分は本当に自分に合ったことに遭遇せずに寂しく死んでいくのか、、、というのが最近の感慨。いや、まだ見つけられる筈。
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