2006年11月25日

子供と一緒に

アメフラシ(Aplysia kurodai) 城崎マリンワールドにて

 困ったことに、最近楽しいことが無くなってしまった。かなり惰性で毎日を過ごしているような気がする。唯一楽しいと思うのは子供に新しいことを教えること。生きもののことを教えたりしているととても楽しい。動物好きになってくれないかなと期待している訳だ。また一緒に水族館や動物園に行きたいなぁと思う。

 結局、自分が好きなことってナンだろうと振り返ってみると、父のトンボ好きの影響がとても強いことがよく分かる。実家には動物関係の本が沢山あり、いろいろな本を隅から隅まで読んでいた。やはりそういう環境が残したものは大きくて強いものなのだなぁとつくづく思う。

 子供に特定のものを好きになってくれるように仕向けるのは親としてずるいことがと思うけど、動物好きになって悪いことはないだろう。子供と一緒に生きものの多様性について話が出来れば嬉しいなと思う今日この頃だ。

息子の手とナナフシモドキ(Baculum irregulariterdentatum)の幼体

 今は生きもの関係の本を沢山読んでいる。特に中公新書は特定の分野に網羅的な解説をしている本が多くてとっつき易い。石川良輔著「昆虫の誕生」や上野輝弥・坂本一男著「日本の魚」などはずっと手元に持っていたい本だ。世の中にこんな良書があったとは、不覚にも今まで知らなかった。妻には子供が薀蓄を語るようになったら困ると言われているが、不正確なことをさも知ったかのようにいう子になって欲しくないので、頑張って本で学んだことをクドクドお話しするのだ。

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