2018年5月11日

20数年前の汎用システムがモダン化できないという話に落胆



いま職場で使っている業務用のシステムが30年近く前に作られたCOBOLかPascalベースの汎用システム。機械に合わせて人間が動かないといけないという苦行システムだ。画面は情報の提示しかせずチェック作業は紙、画面内にリンクは無く作業の切り替えはメニューに戻って階層の移動をしなければならない。

後輩が研修に行った際にシステムが複雑すぎて新しいシステムに移行ができないんですと言い訳していたという話を聞いた。現時点でこんな話をしているということはあと5年はモダン化しないということだ。金がないという言い訳は予算を取る努力をしてないということだ。

このシステムの問題点は我々の組織とは違う部門が保守しているという点だ。結局他人事で苦しみを共有する事ができないので我々が困るという話がシステムに対する文句にしか聞こえないだろう。だから保守的に頑なになるのではなかろうか。

本来コンピューターというのは生産性を上げるためのもので単に計算を代行するためにだけあるものではないのだ。仕事の内容が複雑化しているのにそれに対応せずに人間側の苦労で帳尻を合わせないといけないというのは腹立たしいし、コンピューターの真価が発揮されず悲しい。

あと、複雑すぎてというのは本当なのだろうか。確かに条件が年度によって変わったりする複雑性はある。でもデータがプールされ、例外処理さえ明確に条件が決まっているものは複雑ではない。条件分岐が多いだけでそれを人間が理解するのが複雑で面倒だと思っているだけだ。

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