理由ははっきりしないけど、骨格標本の写真を撮るのが好きだ。興味の対象が「形」なのかもしれない。普段動いている姿と全く異なる姿が現れるというところが興味深い。
上の骨格標本はニューギニアに棲むヒクイドリ。骨を見ると、羽根の状態や質量バランスを考えるとお尻が重そうだなぁと想像できる。
ちなみに、スターウォーズの AT-ST やマクロスのガウォーグの用な鳥形ロボットといわれる機械は人間の膝と反対に折れ曲がる逆関節型の足が付いているが、トリの足は太股の部分が見えにくいだけで、人間と同じように膝、足首の2箇所に関節がある。
鳥形ロボットの膝に相当する部分は実は足首なのだ。実際にレゴブロックなどで再現してみれば分かるが、関節が1つだけだと、歩幅が極端に小さくなる。太股を使って、脛を前に繰り出さなければ歩幅が稼げないし、稼働に必要なエネルギーも非常に大きくなる。
足(脚)というメカニズムはなかなか面白いのだ。
あと、骨の平たい部分は筋肉が密集して張り付く力が入る場所であることを示している。ゴリラの頭蓋骨の頭頂部をみると噛む力がどれほど強いのか非常に興味を引かれる。
などなど、骨格標本はいろいろ考える機械を与えてくれて面白い。
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