2009年8月7日

進化と必然性

インドクジャク(印度孔雀、Indian Peafowl) Pavo cristatus (Linnaeus, 1758) 動物界(Animalia) 脊索動物門(Chordata) 鳥綱(Aves) キジ目(Galliformes) キジ科(Phasianidae) クジャク属(Pavo)   神戸花鳥園にて

 生き物の進化というのは一方向性があるのではなく、遺伝子の揺らぎが多様性を生み、結果として変化していっているそうだ。孔雀の装飾がどのように派手になってきたのかなどは説明できるだろうけれど、羽根の模様がどのように決まったかまでは説明不能だとおもうが、最新の科学では解析されているのだろうか。

 もっと分からないのは鯨の鼻がオデコにあることだ。鼻の穴と気道が目と目の間を通り抜けて移動するなんて、形状の揺らぎだけでは説明し切れない。細胞数の少ない生物ならいざ知らず、骨格をもつ哺乳類にそんな大きな変化がどのように進行したのだろう。興味深い。

 「退化」の進化学という本によると、人間の体も肋骨が少なくなるという進化の途中段階にあり、一番下の12本がない人もいるそうだ。

 まだまだ面白そうなことは尽きない。

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