2006年8月29日

Web2.0 の欠片さえ見当たらない...

アブラゼミ (Graptopsaltria nigrofuscata)

 仕事場のホームページは1990年代のまま止まっていて、なかなか凄い状態なので、苦笑してしまう。

 いろいろ試みてみるが変化を方向付けるのは難しそうだ。段々と自分が異物化してきそうなので自発的に提案してみようという気が無くなってくる。

 いつも思うのだが、こと情報関係に関しては皆が口を揃えて「これからは情報発信だ」とかいうのに、現実的に実装を試みる人は多くない。加えて、継続的に情報をキャッチアップしているということもない。

 これまではHTMLの文法の知識が必要であったが、今はコンテンツマネージメントシステム(CMS)が充実しているので、それを導入すれば良かろうと思うのだが、Webサーバーを立てることが大変だという意識が先行していて、どうも理解が追い付かないようだ。

 普段はいろいろな形でそのようなサイトを利用している筈だが、それがどのような動いているのか気にしないのだろうか???

 今の時代、やり方の選択肢は無数にあるのに、その選択肢さえ見付けられないというのはなんとも言いようがない。

 自分がホームページづくりに携わったのが1995年なので、既に10年が経過している。時代はとても変わった。でも、周りには変わっていないものが満ちあふれている。

 なんともやり難いことだ。

2006年8月28日

写真が教科書に掲載されることになりました。

宮崎の青島リゾート。丁度台風が通過した後で波が非常に高かった。

 上の写真は、宮崎市に遊びに行った時に泊まったホテルの窓から撮った青島の海岸です。遠くまで景色が見渡せていいなぁと思って撮ったのですが、「屈折」という物理現象を説明する写真として大学理工系初学年向けテキスト『基礎物理学』(学術図書出版社)に掲載されることになりました。

 以前は「何でも撮る」がモットーみたいなものだったけど(つまらない写真でも必要とする人がいるかもと思ってたのです。)、最近は昆虫やマクロに偏ってしまって、上のような風景写真は疎かにしてしまっている。今後は初心にかえって、ちゃんと撮っておこうと改めて思いました。

2006年8月26日

アズチグモ Thomisus labefactus

アズチグモ(学名:Thomisus labefactus)

 アズチグモ(学名:Thomisus labefactus)は見た目がとても変わったカニグモの仲間だ。始めて見た人は絶対に????という気持ちになると思う。

 なんでこんな形のアイマスクを付ける必要があるのか、まったく謎。まぁ人間の都合に合わせて形を作っている訳ではないんだけど、どういう要因で形を選択してきたか知りたいなぁ。

 最近帰ってくるのが23時を過ぎてしまう日が多くなってしまった。流石に疲れがたまってきてイライラしてきているのでストレス退散を考えないと...。

2006年8月24日

高感度デジタルカメラが続々と登場

ハブクラゲ(Chiropsalmus quadrigatus)。蛇のハブに匹敵するという毒を持つクラゲだそうだ。新江ノ島水族館にて

 デジカメWatchに ISO4000撮影が可能な10倍ズーム機「SP-510UZ」 という記事があって大いに興味を惹かれた。金額も4万円台前半ということなので、なかなか買いやすい金額に落ち着きそうだ。マクロも広角端で7cmまで寄れ、スーパーマクロモードにすると2cmまで寄れるとのこと。水族館での写真撮影に魅力的なスペックが山盛りだ。

 かなり物欲を刺激された。


 上の写真は新江ノ島水族館で撮影したハブクラゲ(Chiropsalmus quadrigatus)。蛇のハブに匹敵するという毒を持つクラゲだそうだ。かなり無理して撮った写真だけど、もっとシャープな写真が撮れるようになるのは本当に魅力的だ。

2006年8月22日

蜘蛛 クモ Spider

カニグモの一種
(カニグモの一種)

 クモを毛嫌いする人は多いが、害虫を捕獲してくれるという点を考えれば、人間にとって素晴らしい益虫だろう。(害虫・益虫を決めるのは人間の感性であるが...)

 クモは生活パターンが様々で見ていてとても面白い。特に網を張らない徘徊性のクモなどは俊敏な動きとつぶらな単眼が見ていて楽しい。

 益虫としてもっとクローズアップして欲しいなぁ。

アズチグモ (Thomisus labefactus)の雌(漢字では安土蜘蛛(アヅチグモ)なのですが種名表記はアズチのようです。)。<br />どういう顔の構造をしているのかよく分からないです。シジミチョウを撮ろうとして一瞬身動きしたので見つかりましたが,ぱっと見た目には全く気が付きません。
(アズチグモ)

2006年8月21日

水族館に行きたい。

姫路市立水族館の「生きている化石展」にて。オウムガイ。こういう角度も格好いい。

 水族館の禁断症状が出てきた。姫路市立水族館は写真を撮り易いのでもう一度行ってみたい。息子と二人で遊びにいくか。

2006年8月19日

Photo Lib. にコメント機能を付けようかなぁ

2006年8月8日の夕方の空。台風到着前。

 Photo Lib.にコメント機能を付けようなと少し前から考えている。

 ただ、それで煩わしい問題が起きるのが嫌だなぁというのが躊躇する一番の原因だ。さて、どうしよう。アクセスされている件数自体は結構あるので管理も大変なのだが。

2006年8月18日

赤とんぼ(アキアカネ Sympetrum frequens)

アキアカネ (Sympetrum frequens)

 昨日は六甲山カンツリーハウスの雪祭に行ってきた。残業が続いていたので子供と遊ぶのも久しぶりだ。

 雪祭の雪はとても粒が大きく(5mm以上)とても雪と呼べる代物ではないが、この季節に長持ちさせようと思うとある程度粒が大きくないとすぐに解けてしまうのだろうから仕方がない。(表面積は直径の2乗に比例するが体積は直径の3乗に比例する。直径が大きくなれば大きくなる程熱が逃げにくくなり氷は解けにくくなる。)

 で、相変わらず時間があると虫を探している訳ですが、風が少し強かったこともありアキアカネ (Sympetrum frequens)が目の前で一休みしていました。かなり近付いても全然逃げなかったので一杯写真を撮っておきました。相変わらずトンボは綺麗です。

 ずーっと見ていると、一つ気がつくことがありました。それは複眼の構造です。複眼をマジマジとよく見ると2つの構造から成り立っているようです。複眼の上部は一つ一つの目が大きいが、下部は目が小さく肉眼で粒を確認することが出来ないくらいです。下の複眼は餌がよく見えるように解像度の高い目を持っているということでしょうね。面白い。

アキアカネ (Sympetrum frequens)

2006年8月17日

モンキアゲハ (Papilio helenus)

モンキアゲハ (Papilio helenus)

 モンキアゲハ (Papilio helenus) は、西日本に多い蝶だそうです。

 林の周辺に植栽されたアベリアに吸密に来ていた。陰に入ってしまうのでフラッシュを使って撮ったらなかなか綺麗な絵になった。

モンキアゲハ (Papilio helenus)

クロアナバチ



 クロアナバチがキリギリスを狩って帰ってきたところをデジカメのビデオに撮ってみました。折角なのでYouTUBEにアップロードしてみた。

 動画は「へぇー」とは思うけど,面白みが少ないと思う。写真の方が好きだな。

 わざわざ,wmv形式に変換したのだけど,YouTUBEは対応していないようですね。でも,Windows Movie Maker で作るという話も書いてあるし,よく分からん。→ 時間が経ったら見られるようになりました。良かった々。

2006年8月16日

Paper wasp (Polistes jadwigae)

セグロアシナガバチ(Polistes jadwigae) 1cm位まで接近。巣作り用に枯木の線維をかじり採っているところ。

 アシナガバチは英語で "Paper wasp" という。巣がまるで紙で作られたようなものであることから付いた名前。巣の材料にするために枯木や材木から線維をかじり採っている姿がよく見られる。

 上の写真は、1cm位まで近付いて撮ることができた。複眼の艶がとても綺麗だ。

2006年8月15日

オオシオカラトンボ (Orthetrum triangulare melania)

オオシオカラトンボ (Orthetrum triangulare melania)。なんとも綺麗なトンボです。

 目の前に真っ黒なトンボが止まった。シオカラトンボのようであるが、複眼が真っ黒で見慣れないタイプだ。所々に見える青や黄がとても綺麗。近くまで寄っても逃げ去らず、じっくりと撮ることができた。うれしい。

 ネットで調べてみると、オオシオカラトンボ(Orthetrum triangulare melania) であった。どうやら真っ青になるのにも段階があるようだ。

 こんなに綺麗な個体をマジマジと見れてなかなか幸せ。

ネコハエトリ (Carrhotus xanthogramma)

ネコハエトリ (Carrhotus xanthogramma)

 今日はネコハエトリをたくさん見たし、コクワガタに、トックリバチに、綺麗な蜻蛉に出会えて面白かったぁ。

 久々に幸せな一日であった。

2006年8月14日

時間が....

オオカマキリ (Tenodera aridifolia)

 最近は時間がトンと作れない。やらないといけないことはたくさんあるのに.....。

2006年8月13日

Linux からも Windows からも使える大容量ファイルシステムが欲しい

コガネグモ (Argiope amoena)

 WindowsXP の調子が悪くなり、なぜか常時CPUの使用率が100%近くまで上昇してしまうので、これを機に Ubuntu への移行を徐々に進めていこうと思っている。

 そこで問題になってきたのが大容量ディスクドライブの取り扱いだ。Ubuntu と Widnows 双方から参照できるファイルシステムというと FAT32 になる。クラスターサイズが肥大化するという問題点はあるが、規格上は 2TB まで使える筈なので、便利になるはずだが、Windowsでは32GB以上のフォーマットができないという問題があるらしい。参考:http://lunatear.net/archives/000385.html

 上のページによると、Knoppix でフォーマットさせることで問題を回避している。今の個と炉、それを参考にフォーマットしてみる元気も時間もないので、準備だけしておこう。

 コンピューターはやりたいことがなかなか簡単にやれないものだと改めて思う。

2006年8月10日

シマヘビ(Elaphe quadrivirgata)

シマヘビ(Elaphe quadrivirgata)

 昨日は植え込みの中に蛇が居るよと教えてもらった。蛇なんてあまり眼にしないので、パッと見た目でなんという蛇か分からなかったが。いま調べてみると、シマヘビ(ref.Wikipedia)だった。

シマヘビ(Elaphe quadrivirgata)

 結構好奇心旺盛な個体だったようで、カメラをマクロモードにして近づけると「何だ??」とばかりに逆に頭を近づけてこられました。レンズの胴体の端の部分をなめられたようです。

カメラのレンズに近づいてきたシマヘビ(Elaphe quadrivirgata)。ピントが合っていればかなり面白い写真になっていた筈。惜しい。
(目と目の間が口の部分。ピントが合っているのは下顎です。)

シマヘビ(Elaphe quadrivirgata)の胴体

 あらためて見ると蛇の胴体はとても綺麗だ。爬虫類は無表情なので可愛げはないが好きになる人の気持ちはよく分かる。

 子供の頃に山の中で素手でヤマカガシを捕まえようとしたことがある。最初は怖いと思わなかったが、尻尾を掴んで引っ張ると思いの他力が強いのに驚いた。そうこうしているうちに何故か膝がガクガク震えて体が拒絶し始めて手を離した。

 随分経ってから「無毒と思われていたヤマカガシには口の奥に毒牙があることが判明した」という記事を読んで、感慨深かった。

 ちなみに、昔の日本の生物の分類では蛇は「長虫」というの一種であった。日本の虫の定義はカタツムリなども含まれていてどこまでの範囲が虫なのかよく分からないのが逆に面白い。

2006年8月8日

クロアナバチ(Sphex argentatus fumosus)

クロアナバチ(Sphex argentatus fumosus)。仕事場でクロアナバチの巣を見つけた。以前に宮崎で遭遇した個体に比べると随分と体が小さい。カメラを近づけても気にすることなく、とうとうカメラに足を掛けて登ってきたのには驚きました。

 仕事場でクロアナバチ(Sphex argentatus fumosus)の巣を見付けた。巣とは云ってもクロアナバチが棲む場所ではなく、幼虫が育つところであるが便宜上巣と呼ぼう。

 クロアナバチは悠然とした蜂で、少々カメラを近づけても動じない。それどころか、近づけたカメラをよじ登ってくる位警戒心が薄い奴だ。

巣を探すクロアナバチ(Sphex argentatus fumosus)。この後カメラに登られました。

 アナバチやカリバチは攻撃するために毒針を持っている訳ではないので掴んだりしない限りは刺すようなことはない。安心してマクロモードでカメラを1cm以内に近づけても問題ありません。

クロアナバチ(Sphex argentatus fumosus)

 昆虫を狩る蜂はファーブルを筆頭に、興味を持つ人がとても多い。物怖じしないし、大きな体をしているので観察しやすいのが要因かなと思う。

 以前に読んだ本のよると、これらの蜂や寄生蜂が如何に生態系バランスの底辺を担っているかについて興味深い話が載っていた。なんと寄生する蜂に寄生する蜂というのがいるそうで、このような多次寄生によって昆虫の発生が随分抑制されているのだそうです。

 下の写真は卵を背中に産み付けられたカマキリ。産み付けたのはたぶん蝿の仲間でしょう。

オオカマキリ(Tenodera aridifolia)の一齢幼虫。背中に付けているのはなんとなく良くないもののような気がする。

 クロアナバチのような大きな蜂なら観察しやすいですが、ヒメバチやカリバチになると、小さいし種類が多いし何がなんやら。昆虫の世界は底が知れないです。

 カメラで撮れる世界なんて、高が知れているなぁと改めて思うのでした。

Tiffin Special Curry of the Month; Bitter melon masala curry & Puri

TIFFIN(ティフィン:インド料理)の月一スペシャルカレー。2006.8月のカレーはゴーヤーマサラ(ニガウリのスパイスたっぷりカレー)とプリ(油で揚げたチャパティ)。旨かったです。

 今日は久々に新長田のティフィンに行って月一のスペシャルカレーを食べてきました。

 8月のカレーは「ゴーヤーマサラカレー」と「プリ」 1500円也。以前はかなりの辛さに慣れていたのですが最近はカレーを食べ歩いていないのでちょっと辛いぐらいにしてもらいました。

 ニガウリとカレーの組み合わせに違和感を感じる人がいるかもしれませんが、実はニガウリはインド原産なのだそうです(ref.Wikipedia)。なので、インドの家庭ではよく食べられているそうです。プリというのはロティを油でじっくりと揚げたようなもので(ref. en.Wikipedia)、外がサクッとしている割に中がモチッとしていて、全粒粉独特の甘みが感じられてなかなか旨いものでした。英語版のwikipediaにも書いてありますが、出来立てを食べるのがお勧めです。時間が経つとプリ自身の湿気でベトッリしてしまいます。

ブリ(油で揚げたチャパティ)。時間が経つと湿気でべっとりしてしまうのが欠点だけれど基本的に旨い。TIFFIN(ティフィン:インド料理)にて

 ゴーヤーマサラカレーはといいますと、ゴーヤーの苦味がほとんどなく、酸味がよく利いてとても美味しかったです。久し振りに食べたという点を差し引いても、これまで食べたカレーの中で上位に入ると思います。大体辛いカレーというのは肉を使ったものが多いのですが、このカレーも辛味がよく合いそうです。夏の暑い時にはぴったりのカレーだと思います。また食べたいと思うのですが、たぶんメニューに載ることはないでしょうから少々残念です。

ゴーヤーマサラカレー。ニガウリとカレーの組み合わせを奇妙に感じるかもしまれませんが、実はニガウリはインドが原産で、インドでもよく食べられているそうです。TIFFIN(ティフィン:インド料理)の月一スペシャルカレーにて

 ということで、今月のカレーは大満足でした。

2006年8月4日

ニイニイゼミ (Platypleura kaempferi) の保護色

ニイニイゼミ (Platypleura kaempferi)

 ニイニイゼミ(Platypleura kaempferi)はサクラの木によく来ているそうだ。ref.Wikipedia

 ニイニイゼミの体色は木の肌によく似ているのでパッと見では存在が分からないこともおおい。今日も上を見ながらセミを探していたら丁度目の高さに一匹いた。

 ピントが少し外れた写真が撮れたのだが、普段セミがいることに気が付かない状況とはこんな感じなのだろうと思う。

 大人しかったのでもう少し近づいてちょっと絞りを利かせてみると、はっきりと姿を確認できます。

ニイニイゼミ (Platypleura kaempferi)

 湿った土が好きなセミなので都会で遭遇することは少ないかもしれない。

 ※今後は毎日何か書くようにしよう。

2006年8月3日

クロアゲハ(Papilio protenor)の後翅

クロアゲハ (Papilio protenor)の後翅。目を凝らすと鱗粉が見えます。

 クロアゲハ(Papilio protenor)が建物の中に迷入してきたのでこれ幸いと捕まえてみた。

 接写で翅を大写しにすると小さな鱗粉が見える。

クロアゲハ (Papilio protenor)

 肉眼でみると大きな複眼は、タピオカのような不透明な透明感のある大変美しいものであったが、写真では再現されなかったのが残念だ。

2006年8月2日

トビズムカデ

トビズムカデ(鳶頭百足 (Scolpendra subspinipes mutilans))

 昨日はトビズムカデに会った。行く手をカメラで阻んで大写しにしてみた。顔の横の周りを取り囲むようにあるのが牙(顎肢)だ。幸い噛まれた事はまだない。

2006年8月1日

Mozilla Calendar vs Google Calender

水水母(ミズクラゲ (Aurelia aurita))新江ノ島水族館

 最近の小さな悩みはカレンダーソフトウェア。Google Calendarはなかなか使い勝手がいいが、インターフェイスが英語なのがネックといえばネック。また、SSL経由で接続できるのも嬉しいところ。まだ痒いところに手が届くタイプのレベルには到達していないので、今後のブラッシュアップに期待したい。

 今までメインで使っていた Mozilla Calendar は開発スピードが低下してきて先行きが怪しいので、使い続けるかどうか悩んでしまう。また、自宅サーバがあって初めて使い物になるシステムなので汎用性には乏しいか。

 今の仕事場は電網化が相当に遅れているので、手っ取り早く外部サービスを使ってしまう方が簡単且つ確実に先進的なことができるんじゃないかと思う。自分で使ってみて使い勝手が良ければ公式に導入してみようかと密かに考えているのだが、上手くいくだろうか。