2009年1月10日
中東
いま、中東の歴史に関する本「中東イスラーム民族史 競合するアラブ、イラン、トルコ」を読んでいるのだが、その争乱の歩みには驚かされる。と同時に、自分が中東について如何に無知であるかを反省した。アラブ、ペルシア、オスマン勢力のせめぎあいと、ロシア、イギリス、アメリカの介入、王政の失敗と宗教の移ろい、様々な要因で揺らぎ続ける中東であるが、それを認識したのは今日の帰りの地下鉄の中でのことだ。
そもそも、アラブが何を示めすのか、その地理的な範囲と人的な範囲、そしてペルシアという民族と歴史、オスマン帝国とアラブの関係など。
イランがペルシャの末裔であることさえ認識していなかったし、反米、反英、(反ロシア)の背景さえ知らなかった。
幼い頃の自由研究で唯一神教と多神教についてを調べたことがあり、以降、宗教については多からぬ興味を持っていたのだが、もう少し継続して認識しておくのであった。
そういえば、湾岸戦争の際に宮澤喜一がイスラム教徒のことを「ムスリム مسلم」と表現していて感心したことがある。流石というか、説得力を感じた一言だった。
世界は広い、というか、いろいろと考えさせられる昨今だ。
ちなみに、トルコ料理のドネルケバブ(Döner Kebabı)は旨い。いつか中東を代表する肉である羊肉のドネルケバブを食べてみたいものだ。
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