2006年3月12日

画像の検索履歴から第2回 古代硝子

地中海遺産展にて。大量の銀化ガラスの展示。欲しい。
地中海遺産美術展での古代ガラスの展示

 残念ながら、「古代硝子」という記述を付けた画像はありませんでした。古代ガラスというのは、一般的には古代ローマ時代など古い時代に作られたガラス(ローマングラス)が発掘されたものを指します。

 面白いのが、古代ローマ時代に作られたガラスで、地中に埋まっている間にガラスに銀が付着し、金属とガラスが入り混じったような「銀化ガラス」と呼ばれる美しいガラスになります。ということで、硝子は、ガラスと表記したりするので、検索にはあまり適してない言葉ですね。「銀化」で検索していただくと上の写真が出てきたはずです。「古代」だと、もうちょっと範囲が広がります。

 銀化ガラスは、とても煌びやかではあるのですが、ガラス全体を覆う風化された風合いが「ワビサビ(侘び・寂び)」な雰囲気で日本人に大変興味があるものだそうです。なので、日本での相場が非常に高いそうですので欲しい人は海外で購入するのがいいでしょう。

 あと、エジプト時代の象嵌ガラス細工とか、フェニキアの人面トンボ玉とか手元に写真はないのですが非常に面白いです。ただ、本当のエジプト出土品であれば庶民に手が出る金額で買える代物ではありませんが。

 古代ガラスに興味があれば、滋賀県にある「MIHO MUSEUM」がお勧めです。エジプトから中国までオリエンタルな文化遺産がメインテーマになっていますので、とても興味深い展示がたくさんある筈です。また、平成13年に開催された特別展「古代ガラス?エジプトから中国へ」の図録が大変綺麗ですので、売店で購入するとハッピーになれるでしょう。

 特別展「古代ガラス?エジプトから中国へ」の展示内容がサイト内にありますので、コレクション→アーカイブ→特別展 「古代ガラス」と選択してください。(フレームを使ったサイトなのでページに直リンクすると、どこのなんだか分からなくなるので良くないのですが、かといってリンクを辿ってもらうのも悪いので直リンクさせてもらいました。)

MIHO MUSEUM(ミホ・ミュージアム)の古代ローマ時代のモザイク画。実際にはもっと浅い色です。
MIHO MUSEUMの古代ローマ時代のモザイク画

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