小さい頃にジグモ(Atypus karschi)の巣を引き抜いて遊んだものです。先日、ジグモの巣を見つけたので、懐かしくてちょっと外に出てきてもらいました。
蜘蛛のことを勉強していると、ジグモが結構古い系統に属する蜘蛛だということがわかって少し見方が変わりました。蜘蛛類で一番古い系統といわれているのが「キムラグモ」の仲間。キムラグモは腹部に体節が残っているという特徴があります。キムラグモは九州以南にしか棲息していませんので、たぶん見ることはないと思います。
ジグモは文字どおり「地蜘蛛」で、地面に穴を掘って罠を張り、通りすがりの小動物を捕らえます。キムラグモも同じように地中に潜るので、土中生活をする蜘蛛たちがベースで、網を張るものや徘徊するものなどに分化していったのでしょう。
などと考えていると、蜘蛛以前というのがどのような動物であるのか、非常に気になってきてしまいます。
興味は尽きないものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿