2008年6月16日
特徴のない王子動物園
それほど沢山の動物園に行ったことがある訳ではないが、王子動物園はイマイチ特徴が無いような気がする。大阪の天王寺動物園なら鳥類、京都市立動物園なら偶蹄目と爬虫類、姫路市立動物園なら猛禽(全体的にはやる気不足のような)、上野動物園なら他で見られない珍しい動物達という感じで特徴がある(と思う)。
折角の地元の王子公園だが、珍しい動物といえばジャイアントパンダ、コアラ。爬虫類や鳥類は年々数が減り、両生類に至っては皆無。ネコ目(食肉目)は老齢化かつ独身化が進んでいて、先行きが非常に不安だ。古い動物園はどこも同じような問題を抱えてるとは思うが、なんとかならないものかとヤキモキする。新しい動物を入れようと思うと当然に金も掛かるだろうし、経験も必要だ。そう簡単な話ではないと思うが...。
王子動物園に提案をしても良いのであれば、もっと小動物を充実して欲しい。食虫目や爬虫類、両生類などなど、小さな展示でもいいのでじっくりと見られる環境が欲しい。特に食虫目はわれわれ猿の先祖に当たる大先輩だ。しかも普段見ることの無い動物だから是非ともお願いしたいところだ。
動物園が社会の何の役に立つかと言われると、即物的な効果は薄いかもしれないが、いろいろな生きものが様々な形や戦略で生きていることに人々が少しでも接することが大事なんじゃないかと思う。
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