2007年3月13日
ホームページという構造体
仕事でよくホームページに記事をあげてと言われることが多い(当たり前か)。記事を作るのは簡単なのだが、本当にきちんとホームページを機能させたいのなら、経年の履歴も含めて取り扱いを決めたいところなのだが、頼む方はとにかく載りさえすればいいと云う感じなので、そのあたりを説明するのが非常に大変だし、分かってもらえないことが多い。
ホームページの何に価値があるか、よくこれについて考えるのだが、最終的な決め手は如何に過去の資産を蓄積し、活用できる状態にあるか、という点ではないかと思う。今年やることに対して、去年やったことの内容は参考情報として非常に重要だと思う。
仕事で扱うホームページは「やります」という予定の話が多いが、「やりました」という話は本当に少ない。何かのイベントに参加しようと考える人は、そのイベントで行われることも大切な情報だが、それ以上に過去の情報に接し、どのような内容で行われたのか、どのような傾向があるのか、そういうことを知る(予測する)ということも非常に重要なんじゃないかと思う。反対に個人のホームページは「やりました」でできているので対照的だ。
で、いつも仕事で悩まされるのが経年の履歴の持たせ方。直ぐに消されていくページや古い情報が放ったらかしにされている状況にどう対峙し、対応するか、これがなかなかヘビーな問題。
普通の人間は並行する10の物事に常時気を配ることなんてできない。早い話、人間が管理できる情報なんてタカが知れているので機械の力に頼らざるを得ない訳だが、それを自覚できないのも人間の悲しいところ。それを下から順番に説明していって、納得して貰わないといけないというのが組織の面倒くさいところ(苦手)。
最近は頭を悩ませられることが多くて困る。
とりあえず、「ホームページとは時間軸に沿って構築されるべき情報の構造体である」と勝手に定義しておこう(まさしくBlog的な訳だ)。
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