2006年5月2日

蜂の飛び方を真似るハグロケバエ

指に止まったハグロケバエ (Bibio tenebrosus)。左手でGX8を取り出して撮影。

 ネットで検索してもそれらしい情報はないのですが、ハグロケバエ Bibio tenebrosus の飛んでいる姿を見ると、長い後ろ足を垂らして悠然と飛んでいるため、まるでアシナガバチのように見えます。

藤(フジ)の花の向こう側を飛んでいるのがハグロケバエ (Bibio tenebrosus)。だらりと下げた後ろ足があたかも蜂のように見えます。

 黒い体色というのも実は空を飛んでいると、体が陽の陰になって黒くなることを真似ているのかもしれません。昆虫の擬態は主に目のいい鳥類(人間よりも性能がいい目を持つ鳥がたくさんいるそうです。)への対抗と考えられているので、人間がハッとするのであればそれなりに鳥にも有効なんではないでしょうか。

 昆虫の擬態は本当にいろんな形態があって面白いです。

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