2007年1月30日

結構役に立ってる Taxonomy hierarchy database

姫路市立水族館の「生きている化石展」にて。チョウザメ。白っぽいのでベルーガだと思われるが

 Taxonomy hierarchy with Photograph というページを作って、ボチボチと生物の分類を調査して登録中。やはり体系立てて整理すると、いろいろ間違いが見つかるので手直しをしているのだけれど、参考にさせていただいているいろいろなページで記述の間違いがあることを発見してしまう。これまでに学名の表記間違いを2件見つけて連絡したのだが、今日はWikipediaで結構ひどい間違いを見つけてしまった。

 チョウザメ - Wikipedia というページで、分類の記述そのものが間違っていた。学名の表記はラテン語なのだが、意味なんて分からないから脳に解析指令が行ってないんだろうな。

 流石にデータベースで管理するようになると、分類の取り扱いの間違いは発生しにくくなる。科+属+種の組み合わせさえ間違いがなければ、その科が含まれる目、そのまた目が含まれる網、そのまた網が含まれる門、そのまた門が含まれる界という風に順を追ってデータを絞り込んで行く。上位の分類に行くほど数は少なくなるので間違いは発生しにくい。e.g.ヘラチョウザメ

 ただ、亜網や上科などのサブカテゴリー化を追おうとすると、後から対応するのは死ぬほど大変。ちゃんと最初から生物の分類を理解していないと設計できない。本職でこういうことをやろうと思うと大変だなぁと思う。趣味なら適当にやり直しも可能だが、本職だとやり直しが許されないケースも多いだろう。大変だなぁと思うと同時に、NCBIのやっていることは凄いなぁと心底感心する。

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