2005年11月18日

神戸市立博物館:川西英・川西祐三郎作品選

神戸市立博物館:川西英・川西祐三郎作品選



 11月20日までの展示なんで時間がないですが,川西英の展示が良かったです。基本的に絵が上手いんですね。美味いというか,味がある。

 最近の版画は写真から描き起こしているので一見綺麗には見えるんですが,部屋に飾ると直ぐに飽きそう。CGで言えばトーンシェイドみたいなもんですからね,怒られるけど。

 その点,川西英は独創的な世界を版画に描いている。そう,版という画材を使って描いているんですね。これが素晴らしい。

 下の絵は博物館のホームページで掲載されている川西英の《秋雑木》という1939年の作品。晩年の作品になります。

神戸市立博物館:川西英・川西祐三郎作品選より  <br />川西 英 《秋雑木》 1939年

 実物はもっと色の濃淡もあり,カスレがあり正に版で描きましたというような作品でとても素晴らしかったです。

 川西英ブームも来るんじゃないかなぁ。

 で,展示の中に大丸から依頼されて作ったという伊丹空港(大阪国際空港)のスカーフがあったのですが,復刻して神戸空港で売ってほしいなぁ

 下は写真は神戸市立博物館の吹き抜け天井のレリーフ。ペンキの塗り重ねが少ないようで細かなモールドが見られます。
神戸市立博物館の吹き抜け天井のレリーフ装飾

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