2005年11月14日

風邪を蹴散らせ,ブナ・ゴーストカレー!

 風邪がようやく治りかけてきたので,今日は奮発して刺激的なカレーを食べに行くことにしました。

 先日,韓国料理のさらんばんに行った後に「チャルテ チャルテ」に行き,5人でバターチキンカレー,ほうれん草カレー(マトン入り),ブナ・ゴーシュトカレーと3種のカレーを食べたのですが,量的に満足できるほど食べられなかったのでちょっと欲求不満がたまっていたのです。
チャルテ チャルテ(インド料理)のバターチキンカレー。甘みを強く感じるカレーです。万人にお勧め。
チャルテ チャルテ(インド料理)のほうれん草のカレー。中に入れる具をチキン,マトン,ポテト,エビ,チーズから選択する。今回はマトンをお願いしました。今度食べるときはチーズにしよう。ほうれん草の甘みをとても感じるカレーでした。まろやか。
チャルテ チャルテ(インド料理)のブナ・ゴースト(Bhuna Gosht)カレー。チャルテ チャルテのメニューの中で一番辛いカレーだそうです。折角だからということで50%というインド人向けの辛さで頼んでみました。最初はドカンと辛いですけど後は問題ないですけどね(当社比。普通は汗が吹き出ると思います。)。カレーのマトンは最高です。

 で,チャルテ チャルテで一番辛いカレーであるという「ブナ・ゴースト(Bhuna Gosht)カレー(玉ねぎとインドマサラに漬け込んだマトンをキーマとマサラソースでじっくり煮込んだカレー)」が忘れられなくて,食べなおそう,食べなおそうと思ってたのです。でも流石に風邪で弱った体には負担が大きいかと遠慮していたのですが,土日で大分回復したので,「カレーは漢方薬の塊り」と適当な言い訳を作って食べてしまうことにしました。

 週の初めですし,嫌で嫌で仕方がない仕事に行っているのですからこの位の無理は構わないでしょう。例え財布の中に2500円しかなかったとしても!

 とはいうものの,やはりお金がないのはツライので最後まで悩んでいたのですが,店頭で1200円という値段を確認して食べることにしました。アホですね。

 で,頼んだのは辛さが50%のカレー。ティフィンーチャルテの尺度だとインド人向けの入口という辛さになります。多分かなり辛い筈。

 今日は奥さんが居られたのでいろいろ話ができて嬉しかった。「シュクリヤ閉店ってホント?」「え,北野のインド村も無くなってるの?」とか,「ゲイロードが市役所前に建設中のビル(不道徳な明治安田生命のビルか?)に移転するらしい」などなど。ゲイロードは行ったことがないので近くなるなぁ。

 あと,なんか食べたいカレーはある?という話で,自分としてはマトンをカレーで食うとめちゃ旨いから好きだなぁと伝えると,「インドでは骨付きマトンのカレーをよく食べられているので出せないかなぁと言ってたこともあるんだけど,日本だとコスト的に見合うかどうかという話になって...」ということでした。食いたいなぁ,それ。

 日本はマトンの人気は全然ないのに安くはならないんですね。「C.W.ニコルのおいしい博物館」という本の中でも羊の肉に関して同じような話題があり,椎名誠にニコルが安くて旨い羊を食わせてあげるという対談がありました。要は日本人の食べている臭いと云われている肉は本来食肉用の羊ではない。ちゃんと肉を取るために育てた羊は臭くないし,安くて旨いんだとのこと。食べたいです,その肉。

C.W.ニコルのおいしい博物館

 とかなんとか話をしている内に出来あがりました。ブナ・ゴーシュトカレー(50% hot) & ナン。以前に食べたものよりもちょっと量が多いかも。

チャルテ チャルテ(インド料理)のブナゴースト(Bhuna Gosht)カレー。先日夜中に食べたのですが,あまり賞味できなかったので改めて1人前を食べに来ました。ナンにすると+200円で1400円になり安くはないです。
チャルテ チャルテ(インド料理)のブナゴースト(Bhuna Gosht)カレー。キーマベースのマトンカレーということなのですが,豆やピーマン,鶏の挽肉など様々な材料が入っているようです。旨ぁい!

 先日食べた時はあまり気が付かなかったのですが,中に入っている具材の多彩なこと。タマネギ,ピーマン,ダール(豆),鶏の挽肉も混じっているようです。スパイスは不勉強で何が入っているか特定できないのですが,流石にホットで額にうっすらと汗をかいてしまいました。
 もちろん,マトンも旨い。なんでこうスパイスが絡まったマトンは旨いんだろう。特にマトンの中に含まれているゼラチン質のスジの部分がネッチリと口の中で広がると,もう旨いのなんのって。たまりませんです。

 あと,こんなのが食べたいなぁという話で,カレーをナンではなく,チャパティやロティ(共に全粒粉の小麦粉の生地を無発酵で焼いたもの)で食べたいなぁという話をしたところ,フライパンで焼いていると結構時間がかかるので大人数に対応できないが窯で焼くと(ナンだと)1分程度で焼けるので大丈夫なのだとか。なるほどねぇ。日本の昼休みは短いし。
 灘区のの wife is boss だと,チャパティが作り置きされているので,これを窯で暖め直して供するような形でもいいんじゃないかなぁ。1枚100円なんで,3-4枚付ければいいし。

台湾とインドの弁当&惣菜屋さん「wife is boss」の店内。3席ほどテーブルがあります。
wife is boss で買ったエルチカレーとジャガイモのカレーをチャパティーに乗っけて食す

 ロティーは出してくれるところもあるので,頼めば何とかなるのかもしれない。下は,ハーバーランドのシヴァで追加注文した300円のロティー。
シヴァ(インド料理)のロティ。シバのカレーは量が多いのでナン一つではカレーを食べきれません。なので,ロティという無発酵の焼きパンを追加しました。これで300円。ロティは生地自体にも味があるので,カレーの辛さを随分と和らげてくれます。Aランチはなら,これを足しても945円にしかならない。

 なんで,チャパティやロティーを欲しがるかというと,インドでは殆どナーンは食べてないというのが一つ,ナンでカレーを食べるのは至極面倒というのがもう一つの理由。例えばマトンや大きなチキンが入ったカレーをナンと一緒に食べるのは一苦労。「スプーンですくえよ」と云う意見もあるでしょうけど,やっぱりカレーは指を使わなきゃと思う訳です。
 ナンは生地が分厚いのでカレーをすくって食べるというのが難しいのです。その点無発酵生地だと平べったいのでルーを一杯すくえるし,生地越しに肉も掴み易い。おまけに包んで持ち運びもできるし。

 日本人はカレーにはナンという贅沢な認識を改めてもらって,無発酵のチャパティやロティーを普及させよう。そうしたらビュッフェスタイルとかも可能になるし,テイクアウトも可能になる。これでインド料理を食べれる機会が広がるってもんです。

 是非。是非。

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