この土日にボチボチと Zeta を触ってみました。いくつかのアップデートと新しいアプリケーションのインストールなどなど。
アップデート、各種ダウンロード
OSを自動更新する仕組みはまだ出来ていないようなので、yellowTAB社のサイトのdownloadセクションで確認します。
まず、ZetaPC-info が2005.11.17付けで更新されているのでダウンロード。他にもDHCPクライアントのアップデートやnVidiaのビデオドライバー、オープンソース系の移植ソフトなどがかなりあります。
あと、PostgreSQL がdownloadできるのでこれもインストールしてみました。まだ全然使っていません。Zetaには"BeAccessible" という簡易データベースソフトが標準搭載されているのですが、他のソフトとの連携をどのように行えばいいのか全くわからないのでもう少し周辺アプリの調査が必要。
Windows OS への接続
標準で使える機能については、windowsのネットワークへの参加とネットワークドライブのマウントを行ってみました。netbios名とipアドレス、ワークグループを指定すると問題なくマウントすることができ、相手先PCにファイルを送り込むことが出来ました。これでかなり便利になります。というのも、Zetaのファイルシステムは64bitで管理される特異なものなので他のOSからアクセスすることが出来ないし、usbメモリの認識も確実性が低いようなのでZetaで生成したファイルを活用するには、ファイルを一旦外部に出しておいたほうが便利なのです。Zeta自体まだ不安定ですし。
外付けHDDの利用
USB接続の2.5インチHDDをZetaから使えるようにしてみました。フォーマットは、BeOSのファイルシステムである "BFS"。最小クラスタが2048bitという豪快な64bitファイルシステム。いまのところビデオ編集などの巨大ファイルを扱う予定はないので利点を探るのは難しいかも。
欲しい機能、痒いところに手が届かないこと
普段は、コントロールキー(Ctrl)をキャップスロックキー(Caps Lock)と入れ換えて使っているので、Zetaでも同じように使いたいのだが、キーマップの変更をどうやったら出来るのか分からない。
ファイルにアクセスするためのwindowsでいうところのエクスプローラーやファイルマネージャーにアクセスできるのがデスクトップに限られるというのも結構不便か。出来れば Zeta menu から呼び出したいところ。
日本語入力
日本語入力は非常に弱い。なにせ設定変更できる項目が「連文節変換」か「逐次自動変換」しかない。標準では逐次自動変換が選択されているようなのですが、これがあまり賢くない。また連文節変換に切替えた場合でも変換対象(「経ん菅大将」と変換した)の文節や単語の選択が出来ない模様。
日本語入力中の文字種の変換は、F7が全角カナ、F8が半角英数カナ、F9が全角英数 という機能になっています。これは結構面倒で、Zetaと入力するのでも、「Zえた」(shift付きで入力すると必ず英数になる) → F9で英数変換 → F8で半角変換という手順になり、結構な手数が必要。厳しいです。
不足しているもの
とにかく不足しているのは情報。本のマニュアルもないし、オンラインにもほとんど情報がないので手探りで進めるしかない。それが楽しいといえば楽しいわけですが、これで一般化できるかというとやはり無理があると思います。
あと、web系ではプラグイン関係は壊滅状態。Flash、QuickTime、Javaなどは使えません。ソースが公開されているものであれば、なんとかコンパイルして使えるようにするという手が残っていますが企業がリリースしているようなソフトウェアがZetaに対応してくれるというのは非常に期待薄です。予め無いものと割り切らないとかなり厳しいものがあるかと思います。
ただ、「なにか期待させるものがある」のは確かで、取っつき難い事この上ないですが暫くは付き合って以降と思います。
今後の予定
とりあえず、標準搭載されているアプリの解説とかしていこうかと思います。blogで書くよりはきちんと体裁を整えたサイトを作ったほうがいいんですが、時間的な制約もありblog上での展開になる予定。
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