2007年2月23日
XMLに対する世間の誤解
最近、XMLを万能のフォーマットであると誤解をしている人の意見をよく耳にする。曰く「Office 2007になるとフォーマットがXML化されているので、ファイル編集が直接できて便利だ」とか、「XMLでデータを作ればいろんなフォーマットに簡単に変えることができる」などなど。
どちらの意見も共通しているのは、XMLを直接編集して何かをしようとしている点だ。確かに直接編集できない訳ではないが、入れ子式にタグ付けされて文法に厳格な構造化文書を人力で加工するなんて、考えただけでも血の気が引きそうだ。同じような発想でいけば、PDFファイルだってテキストデータで作れるのだが。
XMLをいうのは機械にとって理解しやすい論理のヒエラルキー構造を内包する記号の塊のようなもので、機械が順次解釈していくという点に利点が見出される。
意味づけされた情報の要素をいろいろな表現方法で再現できる機械的な汎用性の高さがXMLの最大の利点なのだが、そのあたりの話になると、一般レベルには降りてきていない訳だ。
しかし、人は簡単にできるという殺し文句になんとも弱いようだ。
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