2018年8月8日
防火戸の重要性を伝えるステッカーはいい事だと思うけど、やるのが遅いよ。
最近になって、職場の防火戸に「命を守る大切な扉です。」というステッカーが貼り付けられた。消防の査察を受けたり、防火管理者になると防火戸の重要性のレクチャーを受けているから必要性は知ってるのだが、そうじゃない人はよくある緑の扉でしかない。防火戸はまだいい方で、防火シャッターは存在そのものが分からなかったりする。
消防は緑の戸だから当たり前と思っているがそれは間違いだし、防火管理者の責任にするのも無理がある。消防はその機能と普段の接し方を消防関係者以外に広く知ってもらうようにする方が余程たくさんの命を守れることを知っておくべきだった。
たとえば、緑じゃない防火戸というのがある。防火戸は避難する方向に緑が見えるようになっているので中折式の折りたたみ戸では壁の色に塗られているのだ。消防の常識では緑でなくて前にモノを置くなとなるが一般の理解は壁と変わらない。
デザイン思考(Design Thinking)という考え方なら最終目標は人的被害を出さないことだ。消防の基準に合致していることではない。
というようなことを考えるのが好きだ。
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