2010年5月26日

Thunderbirdを必ずバックアップするためのバッチファイル

小海老のアヒージョ (ニンニク入りオリーブオイル煮。Gambas a la ajillo)。オリーバ(スペイン料理 タパス、神戸三宮)

 職場でデータのバックアップについて模索中。基本的な考え方は日常使うデータはすべてNAS上に保存し、バックアップは自機に戻してくるという運用にしている。あと、ダウンロードしたデータなどのどうでもいいもの、消えても構わないものも自機に置いている。

 単なるネットワークドライブであるLinkStationの信頼性でもパソコンよりはマシだろうし、NASが壊れても作業が続行できるというところがこの考え方の利点。

 一つだけ例外なのがメールクライアントである Thunderbird 。メールクライアントはデータストレージでもあり結構な量のデータが溜まってしまう。

 Thunderbirdのバックアップは、標準でc:ドライブに作られるプロファイルフォルダーを丸ごと取り出してもしてもいいのだが、復元を楽に終わらせるために Mozilla財団純正の MozBackup を使うことにした。

 で、バックアップはついつい忘れがちなのでバックアップを必ずしなければならないバッチファイルを作って利用することにした。構成はこんな感じ。

 m:\ NASの個人フォルダーをネットワークドライブに割り当てたもの。
 m:\thunderbird_backup MozBackupのバックアップ指定先
 d:\bk 手元マシンのデータ用パーティション上に作ったバックアップ保存フォルダ。

 アプリケーションをコマンドで実行するには start コマンドを使う。/wait オプションを使うとアプリが終了するまで次のコマンドに進まないので、これが終わったらこれをするという順序が作れる。作ってみたバチファイル(batch file)は以下のとおり。


start /wait thunderbird.exe
c:
cd "Program Files\MozBackup 1.4.10 JPN"
start /wait MozBackup.exe
xcopy m:\ d:\bk\ /s /d /y

(1) Thunderbirdはpathが通っているようなので、thunderbird.exe で起動。/wait オプションで終了まで待つ。
(2) c:ドライブに移動(作業フォルダーをd:\で起動しているため。通常は要らないはず。)
(3) Mozbackupのインストールディレクトリに移動(pathが通っていないため)。
(4) MozBackup.exe を /wait オプション付きで起動。
(5) MozBackup でバックアップを作成し終わったら xcopyで、m:ドライブの内容も丸ごとd:\bk\にバックアップ。/d オプションで更新されたファイルだけをバックアップの対象にしている。/s オプションは下位ディレクトリもバックアップ対象にするためのもの。

 この方法だと、NAS上で消したファイルが手元のバックアップフォルダーに残ってしまうので、気になるようなら一旦d:\bk\の中身を消してからバックアップすればいい。

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