2005年7月24日

カムイ伝はどうなった?

凄くいい形をした狛犬。灘にある敏馬神社(めぬめ)にて

 白土三平の作品は大方持っています。かなり影響を受けていて,今でも愛読書の一つです。

 一番最近の作品(単行本)はカムイ伝第二部の第22巻。これは2000年8月の初版で,これ以降単行本は出ていません。第二部は,第一部で話がまとまっている安心感からか,日本猿の群れの話やお犬様の話で脇道に入ってしまうことが多く,なかなか話が前に進んでおらず,読む方も結構焦れてしまうんですね。

 カムイに横恋慕して今では命を狙っているサエサに攫われ,忍者として育てられているカムイの甥「一太郎」が,カムイによって奪還され,抜け忍となってカムイと行動を共にしていて,説明書きで「詳細は後ほど」などと書かれてます。伏線が本流に戻りきれていないままなので,読み返していてとても消化不良感があります。

 ネットで情報を探してみると連載再開みたいな話も最近あるようですが,実際のところどうなんだろう。→白土三平ファンページ

 白土三平氏も72歳になられ,カムイ伝の構想は第三部に取り掛かっているとのことらしいです。早く読みたいとせっつくのもナンですが,やっぱり話の続きを知りたいです。まだまだ謎は沢山残ってますから。

 実はちょっと前にはカムイ伝に出てくる人物のデータベースを作ろうかと思ってました。現在いろいろモチベーションが低下中なので手を出さないようにしていますが,上昇したらなんかするかも。

 忍犬ってなんで「シジマ」なんだろう??

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