製作委員会が普及プログラムみたいなのをしていたので,メンバーになって,映画の完成後に実際に使用したセルを贈っていただきました。貰ったセルは,アスベルが戦闘機で襲撃をかけるシーンなどだったと記憶してます。当時所属していた高校の美術部に持って行ったので既に手許にはありません。
劇場版用のセルなのでB4ぐらいの大きなサイズで,封筒がずっしりと重かったことに驚いたものです。今頃どうなっているやら...。
で,先日原作の漫画を一気に読み返したのですが,やっぱり面白い!ナウシカがテレパシストのような能力を自然と身に付けてしまう点が冷静に考えると都合がいいとは思いますが,そんなことは無視できるぐらいにずっしりと重いストーリーと緻密かつ独創的な絵に引き込まれていきます。
映画のナウシカは,原作でいうと2巻の途中までしか書かれていないし,ストーリー的にも同盟国であるトルメキアしか出てこず,トルメキアが戦争している相手でナウシカも深く関わる事になる土鬼(ドルク)や神聖皇帝は全く出てこないので,原作のボリュームからすると1/20から1/100程度の内容しかありません。
このあたりの解説はwikipediaによくまとまっていますので割愛するとして,要は,原作に忠実な映画が観たい!と思う訳です。
映画が作られた1980年代はセルしかなかった時代なので,王蟲などに複雑かつ架空の生き物を描くのに大変な労力があったそうです。しかし今ならどうでしょう?
複雑な造形や細かいディーテイルなどはCGの得意とするところなので絶対に相性がいいと思う。最近の映画のCGはうそ臭さは微塵も無いくらい技術が上がっているので,違和感のない迫力のある映像でナウシカの世界が作り出されると思うととても興奮します。
例えば,"The Load of the Rings" レベルの映像で再現されるとしたら,誰もが納得するのではないでしょうか?人物をどうするかという点でいろいろ意見が分かれそうですが,とりあえず,それは脇に置いておいて,映画化されれば観てみたいです。3部作でどうでしょう?
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