2010年2月5日
ロイヤリティーフリーに悩む
イギリスのデザイン会社からシノノメサカタザメの写真を買いたいとメールが来た。水族館の関係で使いたいのだそうだ。写真は、クリエイティブ・コモンズのライセンスで提供されているのを承知しているが、ロイヤリティフリー(Royalty-free)で使いたいので金を出すとのことだった。
その時は日本でよくあるロイヤリティフリーの画像集のようなものかと思って、教育用途などに使われるのであれば無償でいいですよと、データを送ったのだが、今これを書きながら調べてみると、Wikipedia の ロイヤルティフリーの項目 では、「買った側が自由(free)に使える(もしくは何度も買わなくても良い)」という意味だったことが分かり、ちょっとビックリ。
無償で提供してしまったのはちょっと勿体ないとは思うが、それよりなによりロイヤリティフリーの意味を正確に把握していなかった自分と、幼稚園児にも劣る表現力しかない自分の英語にウンザリした。ちなみに、一般には写真1枚で2万円程が支払われるらしい。
途中で悩んだのが、PhotoLib. と Wikimedia Commons で提供している写真は、商用利用OKなのだが、著作権表示しなければならないことと、使われたものにもクリエイティブ・コモンズのライセンスを継承しなければならないという制約があるので、一旦公開したファイルのライセンスを変更する事ができるのかという点と、よしんば出来たとしても、利用者が不正をしていないという証明が可能なのか?という点だ。著作権違反は親告罪とよく言われるが、確かに原著作権者でなければ何をどのようなライセンス条件で公開しているのかは正確に分からないので確かにねぇと改めて思った。
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