先日,南港のWTCに行ったらオカヤドカリが売られていました。オカヤドカリブームは中学校の頃に一度到来していて,実際に飼ったことがあります。手間が掛からないんで楽は楽なのですが,お陰で放ったらかしにしがちでどうなったかよく覚えていません。
オカヤドカリを見るとそんなことを思い出すのですが,最近のオカヤドカリはカラフルな殻が纏えるという触れ込みで売られています。ペイント用の殻も別売りというしたたかさ。
ネットで調べてみると飼育下での繁殖はほとんど不可能なようですのでどこかで捕まえてきた野生種ということになります。店の売り文句は「天然記念物の貴重な生き物」とありまして,うむーという感じがします。
ちょこまかと動き回るオカヤドカリは可愛いですが,ちょっと物悲しいですね。
ちょこちょこ参照されているようなので参考情報を追記。
オカヤドカリ - Wikipedia
1970年(昭和45年)に、小笠原諸島におけるオカヤドカリの個体数の減少を受け、天然記念物に指定された。ただし、この経緯については、オカヤドカリが本州にはほとんど生息していないという物珍しさだけで指定を受けたのではないかとの指摘もある。Wikipedia contributors, "オカヤドカリ," Wikipedia, //ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%AA%E3%82%AB%E3%83%A4%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%AA&oldid=38041682 (accessed November 2, 2011).
その後、1972年(昭和47年)に沖縄県が日本に返還された時点で、南西諸島のオカヤドカリも天然記念物の指定を受けることになったが、当時の沖縄県などではどこにでもいるありふれた生物として認識されており、釣り餌として人気があったことなどから専門の捕獲業者も存在していた。その後、天然記念物として厳格に保護するほどに個体数が少ないわけではないと言う事情もあったために、業者保護の目的で、一部地域の指定業者に限り量を限定することで捕獲が認められるようになった。2006年(平成18年)現在、オカヤドカリは観賞魚販売業者などを通じて主にペットとして購入することができるが、これらは上記の指定業者によって捕獲された個体がほとんどである。
まれに沖縄県や小笠原諸島などを訪れた旅行者が砂浜からオカヤドカリを直接採取してしまうことがあるが、これは法律(文化財保護法)に違法する行為となる。許可を得た捕獲業者が捕獲すること、およびその業者を通じて小売業者がオカヤドカリを販売すること、また消費者が購入することは違法行為ではない。
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