なんと1889年以降発見されていなかった「アカヒゲベニトゲアシガ」という蛾を発見されたとのこと。しかも本州では初めての例のようです。
しかし,綺麗な蛾です。大きな触覚,棘状の突起が付いた足,紅色のビロードのような体色。野にいてこんな目立つ蛾はいないと思うのですが,よく今まで研究家によって発見されなかったものです。
実は父がトンボの在野の研究家なので週末はいつもトンボ採りに行ってました。帰ってきてからはせっせと標本作りをしてたなぁ。兵庫県内なら物凄い土地勘があるし,池・沼に関しては自分の庭みたいに詳しい。
採取に行くときは,あの池ならこれぐらいの時期にあのトンボが出現しているだろう,という目星を付けて行っていたらしいので凄いです。
たまに一緒に採りに行って山の中を走り回ったり,トンボが逃げ出して家の中をうろうろしたりと面白かったです。
後年は環境省の委嘱研究員になっていますから大したもんです。
昆虫の世界はこういう在野の研究家による地道な採取活動で生息分布が作られてるんですが,それぞれに興味の範囲の違う人が適当にいるというところが面白いところですね。
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