2005年10月27日

Zeta 1.1 Live CD

ドイツで公開されている Zeta OS 1.1 のライブCDを起動中。今回はDVDに焼きました。

 Zeta 1.1 のライブCDを作って試してみました。といっても興味があるのはマルチプロセッサーの認識なのですが。今回はCDではなく,DVDに焼き付けましたのでランダムアクセスに強いし,読み込みも速いはず。

 立ち上げには相変わらず問題もなく進むのですが,立ち上がると言語の初期設定がドイツ語なので,これを日本語に変更する必要があります。Zetaは内部コードがUnicodeになっているため簡単に国際化対応ができるのです。

 手順は「Zeta」→「Einstellungen」→「Sprache」と順にクリックしていき,日本語を選択します。

ドイツで配布されている Zeta OS 1.1 のライブCD ドイツ語はさっぱり分からないので何のことだか皆目分かりません。
ドイツで公開されている Zeta OS 1.1 のライブCD。もともとZetaは国際化対応しているので,環境設定を日本にすれば日本語表示に切り替わります。右上のZetaをクリックし,Einstellungen」から「Sprache」を選択して,日本語を選択。
ドイツで公開されている Zeta OS 1.1 のライブCDを日本語表示に切り替え。ただし,Firefoxなどの追加アプリは切り替わりません。

 これでメニュー関係は日本語に切り替わるのですが,Firefoxなど外部アプリは自動的に切り替わりません。
 また,日本語入力が出来ないのでwebに書き込みなどもできません。

 で,立ち上げ当初の画面の解像度は,800x600px と少々手狭なので,もっと解像度を大きくしておきます。1600x1200px も余裕なのですが,文字が小さくなり写真で内容が判別できなくなるので 1280x1024px に抑えています。ビデオカードは,ELSA GLoria4 900XGL 128MB。nVidia の Quadro4 900 XGLがベースの馬鹿高いカード(購入当時で15万ほど)です。

ドイツで公開されている Zeta OS 1.1 解像度の設定。利用しているビデオカードは ELSA GLoria4 900XGL 128MB

 今回は動作が非常にキビキビとして快適に操作できます。いつものように,ZetaPC-Info と Pulse を立ち上げ,さらにGLTeapotを立ち上げて負荷テストをしてみます。
 すると,前回10fps程度であった,GLTeapotが120fps以上で動きまくっています。

ドイツで公開されている Zeta OS 1.1 のライブCD。今回はGLteapotも100fpsを超えるなどビデオドライバーが改善された模様。
Zeta OS 1.1 のGLTeapot。利用しているビデオカードは ELSA GLoria4 900XGL 128MB で120fps以上出ています。

 CPUへの負荷を見てると,GLTeapotを一つ動かす程度であれば,CPU2,3は殆ど使用していません。これを2つ,3つと増やしていくと,1,2,3 と順にCPU負荷の度合いが大きくなって,4つを同時に動かすとほぼフル稼働状態になります。
Zeta OS 1.1 でGLTeapot を複数起動して負荷を与えてみる。CPU1から順に負荷に応じて利用するようです。

 ということで,Zeta 1.1 になっていろいろ改善されているみたいですね。もう少ししたら本体を購入してみようと思います。

 さて,Zeta OS は使いやすいのかどうかということになると,ちょっと微妙。やり方がわからないだけかもしれませんが,フォルダーをツリー状態で表示できないのがまず不便。右クリックの活用場面があまりないのが次の不便。ということで,使っているとストレスがたまりそう。

 まぁ,画像処理ソフトで使いやすいのがあれば,実用には耐えるので問題ないのですが,問題がデジカメのRAW画像の読み取りが出来るかどうか,というところ。まだまだ発展途上ですね。

0 件のコメント: