2011年11月15日

いつから長男はのんびり屋さんになったのだ?

フタユビナマケモノ(二指樹懶、Linnaeus

昔話で恐縮だが、僕が子供の頃には「長男はしっかり者、次男は独自路線、末っ子はワガママ」というのが定説だったと思うのだが、最近の母親たちの間では「長男はのんびり屋、次男はしっかり者」という定説になっているということを聞いてとてもとても驚いている。

我が家の例でいうと、長男は几帳面で失敗をしない安全な方法を選択する科学者、次男の僕は忘れ物ばかりするのにやりたいことが多すぎて収集が付かない厄介者、弟は甘え方を忘れた優しい奴という感じで育ってきたし、近所のガキンチョも大体そんな感じ。あと、一人っ子の属性があって、のんびりして甘えたでわがままという評価。

僕の見方では現代の母親たちのいう長男の性格は昔の一人っ子の性格に近いように思う。これにはちょっとしたバックグラウンドがあって、最近の兄弟の年齢差というのは4歳から5歳というのが非常に多い。つまり長男が物心付いた後に次の子供を考えるという訳だ。するとどうなるかというと、長男は4・5歳になるまで一人っ子として育てられる訳だ。怪我をするような遊びもせず、腫れ物を触るように育てられる。だからのんびり屋になるのではないだろうか。次男が生まれると、嫉妬をし、自分に注目を向けさせようとすることもあるのではないか。

僕が子供の頃は兄は弟や妹の面倒を見るのが重要な役目で子守りをよくしたものだ。ところが最近は兄弟の面倒を親が見る。お陰で親にタメ口を言ったり、即座に嫌だ云われる始末。

本当にこれでいいのだろうか???

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