2018年6月1日

組織の目標を個人の努力成果で達成するという論法の陳腐さが理解されない情けなさ。


組織が目標を掲げて頑張りましょうというのはまぁ当たり前の事でみんな掲げられた大きな目標を達成するために自分たちが何を頑張るかを考える訳だ。

今属している最小単位の組織の目標が「上位目標の達成のために職員一人ひとりが不得手を克服し得意分野を伸ばす」ということになっている。それを聞いた最初の印象は「怠けやがって」。

組織的に何を実現するかを明確化せずに個人が努力すれば自ずと達成できるなんて何も考えてないと堂々と宣言しているのに等しい。負荷を与えないのに伸び代が作れる訳がない。能力を引き上げるという視点がないのだ。

それを期首面談という機会に「向上心のない人任せの目標、やる気のないのが丸わかり」で感心できないと伝えたのだが、どうも伝わらないようだ。

結局今の組織の弱点はそういうところで組織的に何を守るか、そのために何をするべきかを考える習慣が付いていないのだ。個人の努力に期待するということは個人の責任に転嫁しやすいということで、心の病気にかかる人が少なからずいるのも納得だ。

最近こういうこととよく考えるようになり雇われ仕事でいる限りギャップに悩まされ続けるんだろうなと思う。いっその事自分のやりたいようにやるために自分で組織を立ち上げたいという気持ちが強くなっている。

自分が充実できる人生を終える為に残された時間は長くてもあと20年。どうしようかなぁと悶々とする。

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