なぜか,それは自治体が持っている情報の価値が非常に高いからに他なりません。検索サイトで地域情報を間作すると自治体の情報が必ず上位に位置されます。情報源情報としての価値の高さは自治体自身が認知しているよりも非常に高いのです。
ところが提供されている中身はというと,かなり「無茶苦茶」な状態です。統一されていないデザインや崩れまくるレイアウト,低い更新頻度,情報へのアクセスの不明瞭さ。さらに最近では,html化する煩わしさを原本性の保全という名目の基に,PDF化という選択をしてそのままというケースが目立ってきました。
例えば,神戸市では今観光を軸に活性化を図ろうとしていますが,その基となる実行計画「観光アクションプラン」の内容はというと,全体と概要をPDF化し,アップロードしただけという非常にお粗末な状態。さて,こういう状態で,市内外に向け,観光に力を入れていますよとアピールできるものでしょうか?少なくとも個人的には,積極性を評価しようという気にはなりません。
結局何が問題かというと,インターネットを使った情報発信の利用価値について自治体と市民の意識では大きな差があり,期待に応えられてないのではないかいう事です。ITというのは,技術であって方法ではないのです。いかに効率のいい技術を採り入れて,方法を簡素化し質を高めるかという展開ができないのが問題でしょう。
誰もが必要としている情報を誰もが簡単な方法で入手できるようにする。簡単なようで非常に手間と時間がかかることです。でも,それにキチンと価値を見い出し経費を掛けて整備してて欲しい。というのが願いです。
ですので,OpenCage Systemsは,地方自治体の情報を得やすいように取り組みを進めるとともに,自治体に対する外圧として機能できればと思っています。
とりあえず,9/30に神戸市の今後半年間の行事予定がPDFで発表された(linkto:pdf)ので,これをデータベース化し,提供できるようにしたいと思います。(あくまでの報道記者向けの資料であって,一般市民向けのものではありません。市民は副次的に情報を入手できるだけなのです。)
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