2005年3月13日

門司港→倉敷に行ってきた。

 10日から神戸を離れて門司港周辺をブラブラとしてきました。なぜ門司港を選んだかというと古い洋館建築が面白いかなぁと思ったのと,関門海峡を抜けると下関に行けるので変化があるかなと思ったわけです。

子供連れの旅行は大変。都市部を離れると駅のバリアフリー対策はほとんどされてませんので辛い。 今回は電車での旅行ですので小さな子供連れというのがちょっと大変でした。子供は電車が大好きなので乗っている分には結構大人しくていい子でいてくれて大変助かったのですが,ホームの移動にいろいろ不便がありました。
 小倉駅をはじめ,ほとんどエレベーターが整備されておらず,ベビーカーを担いで階段を上り下りしないといけないので大変。階段でこけたら洒落になりませんので神経も使いますし,せめてエスカレーターがあれば...と思います。その点,阪神間は楽ですね。都市部以外では小さな子供を連れて電車を利用しないんでしょうか?

大正3年に建てられた門司港駅。国の重要文化財だそうです。現役の建物は雰囲気がいいですね。 さて,門司港はこじんまりとした港町でところどころに古い洋風建築が残っている落ち着いたところです。丁度大河ドラマ「義経」が放送中ですので,人も増えているようでした。
 門司港の中心は船泊まり周辺のレトロ地区。もともとあったのか,移築されたのかわかりませんが,旧税関や国際友好記念図書館などの建物が集まっており,その間に真新しい商業施設が入り込んでいるという感じです。
遂に登場!バナナマン だそうです。門司港にて あと面白いのがバナナ。門司港はバナナの叩き売りの発祥の地なのだそうで,至るところにバナナ関係のお土産が売ってました。

 建物はよく整備されていて非常に綺麗な状態なのですが,妙にシャンとしすぎてしっくりこない感じもします。結局全部は廻っていないのですが,どの建物も(門司港駅以外),かなり補修が行われているようです。
旧門司税関の背面。大部分が修復され中も鉄骨で組み直しされています。 旧門司税関などは外装だけ残して内部は鉄骨で補強している状態でした。必要性はわかりますがちょっと残念な感じがします。なので今回はあまり建物の写真を撮りませんでした。
門司港到着。「ふく」がお出迎え。... 門司港駅 門司港の旧大阪商船三井ビル。今はギャラリ... 門司港ホテル。 門司港ホテルに飾られていた雛壇。町のあち... 門司港のウォーターフロント。興味が無いの... 門司港レトロの街灯 旧門司税関のライト 救命浮輪。門司港にて 大正時代の雛人形。門司港の旧門司税関での... 雛人形の展示。門司港の旧門司税関にて... 門司港から見える関門橋。歩いて30分ぐらいの距離です。
 門司港の中心を離れて,商店街方面に行きブラブラとしてみました。路地をうろちょろしていると結構面白いものが見つかります。ふと見つけた中華料理店「萬龍」は旨そうだったので後日食べにきました(別記事の予定)。昔料亭だった三宜楼(さんきろう。現在は個人所有)は格好いいです。(こんな記事もありました。
新しい建築なのか古いものなのかよくわから... 明治屋の建物。いい感じ。... ふくの提灯。門司港にて... 門司港の路地のお店のランプ... 靴の修理屋さん。門司港にて。... 門司港の市街地は結構坂が多い。... かつて料亭として賑わったという門司港の「... 旧家の門でのんびりと過ごしていた猫。...

 夜になると,レトロ周辺はライトアップされ,見た目を楽しませてくれます。船泊まりの水が丁度明かりを反射して綺麗に見えます。暖かければ屋外でビールでも飲みたいところですね。門司港レトロ展望室に昇ると,レトロ地区だけではなく関門橋や対岸の小倉の夜景も楽しめますのでお勧めです。
 跳ね橋の向うに地ビール工房があるのですが,ここのビールが旨かったです。1パイントぐらいの量で500円。お勧め。
門司港レトロ地区ライトアップのパノラマ
門司港レトロ展望室から見た門司港駅周辺。... 門司港レトロ展望室から関門海峡方面を眺め... 門司港レトロ展望室 かなりボケてますが船上レストラン。... バドワイザーのネオンサイン... 跳ね橋のブルーウイングと門司港ホテル。ブ... 門司港ホテルの客室から。22時になるとラ...
 門司港はウォーターフロント周りだけではなく海の周辺も結構面白いと思います。関門海峡の近くには平家物語に関係するいろいろな施設がありますので,この時代に興味のある人はなかなか面白いんじゃないでしょうか。個人的にはあまり興味は無いんですけど。

和布刈神社の海中灯籠と関門橋。... 早朝に港をぐるっと廻って,日が出てくる頃を見計らって東に東に移動していったのですが,ずっと濃い霧が出ていたので視界が悪く,いつのまにか関門橋に着いてしまいました。関門橋の近くに和布刈(めかり)神社という神社があるのですが,ここの灯籠は海中に設置されていてちょっと珍しい。和布刈を取って奉納するという神事が行われるのでその関係だと思います。奥に稲荷があるのですが,石段が滑りやすいので下りは要注意(こけました)。
 関門海峡は本当に流速が速くてダイナミックです。流れに逆らって走る船は格好良かったです。
甲宗八幡神社。まるで寺のような立派な造り... 帰路で甲宗八幡神社が出てきたのでちょっとお邪魔。ここの神社はまるで寺のような仰々しい建物がありちょっと異質な感じがします。ここには平知盛のものと伝えられる墓が境内に置かれています(特定の墓の写真を撮るのは嫌なので撮ってません)。元々は裏山にあったもの(参考)が雨で崩れ落ちたので拝殿の横に改祀したそうですが,本来穢れを嫌う神社内に墓があるというのもなかなか複雑なものです。
朝6時前の門司港駅。この日は霧が出ていて... 早朝の門司港。 門司港レトロ灯台。こんなところまでレトロ... 門司港のサンドドレーン船?。関門海峡は人... 出港する船。門司港にて... 2005年3月12日の朝。濃い霧で見通しが利かない。門司港の漁船係留所 倉庫の扉。門司港にて 霧の中の関門橋 霧の中の関門橋 関門橋と和布刈神社の狛犬... 和布刈神社(めかりじんじゃ)... 関門海峡 甲宗八幡神社の拝殿 甲宗八幡神社の拝殿の内部。内掛けに掛けた...

 続く...。

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