10日から神戸を離れて門司港周辺をブラブラとしてきました。なぜ門司港を選んだかというと古い洋館建築が面白いかなぁと思ったのと,関門海峡を抜けると下関に行けるので変化があるかなと思ったわけです。
今回は電車での旅行ですので小さな子供連れというのがちょっと大変でした。子供は電車が大好きなので乗っている分には結構大人しくていい子でいてくれて大変助かったのですが,ホームの移動にいろいろ不便がありました。
小倉駅をはじめ,ほとんどエレベーターが整備されておらず,ベビーカーを担いで階段を上り下りしないといけないので大変。階段でこけたら洒落になりませんので神経も使いますし,せめてエスカレーターがあれば...と思います。その点,阪神間は楽ですね。都市部以外では小さな子供を連れて電車を利用しないんでしょうか?
さて,門司港はこじんまりとした港町でところどころに古い洋風建築が残っている落ち着いたところです。丁度大河ドラマ「義経」が放送中ですので,人も増えているようでした。
門司港の中心は船泊まり周辺のレトロ地区。もともとあったのか,移築されたのかわかりませんが,旧税関や国際友好記念図書館などの建物が集まっており,その間に真新しい商業施設が入り込んでいるという感じです。
あと面白いのがバナナ。門司港はバナナの叩き売りの発祥の地なのだそうで,至るところにバナナ関係のお土産が売ってました。
建物はよく整備されていて非常に綺麗な状態なのですが,妙にシャンとしすぎてしっくりこない感じもします。結局全部は廻っていないのですが,どの建物も(門司港駅以外),かなり補修が行われているようです。
旧門司税関などは外装だけ残して内部は鉄骨で補強している状態でした。必要性はわかりますがちょっと残念な感じがします。なので今回はあまり建物の写真を撮りませんでした。
門司港の中心を離れて,商店街方面に行きブラブラとしてみました。路地をうろちょろしていると結構面白いものが見つかります。ふと見つけた中華料理店「萬龍」は旨そうだったので後日食べにきました(別記事の予定)。昔料亭だった三宜楼(さんきろう。現在は個人所有)は格好いいです。(こんな記事もありました。)
夜になると,レトロ周辺はライトアップされ,見た目を楽しませてくれます。船泊まりの水が丁度明かりを反射して綺麗に見えます。暖かければ屋外でビールでも飲みたいところですね。門司港レトロ展望室に昇ると,レトロ地区だけではなく関門橋や対岸の小倉の夜景も楽しめますのでお勧めです。
跳ね橋の向うに地ビール工房があるのですが,ここのビールが旨かったです。1パイントぐらいの量で500円。お勧め。
門司港はウォーターフロント周りだけではなく海の周辺も結構面白いと思います。関門海峡の近くには平家物語に関係するいろいろな施設がありますので,この時代に興味のある人はなかなか面白いんじゃないでしょうか。個人的にはあまり興味は無いんですけど。
早朝に港をぐるっと廻って,日が出てくる頃を見計らって東に東に移動していったのですが,ずっと濃い霧が出ていたので視界が悪く,いつのまにか関門橋に着いてしまいました。関門橋の近くに和布刈(めかり)神社という神社があるのですが,ここの灯籠は海中に設置されていてちょっと珍しい。和布刈を取って奉納するという神事が行われるのでその関係だと思います。奥に稲荷があるのですが,石段が滑りやすいので下りは要注意(こけました)。
関門海峡は本当に流速が速くてダイナミックです。流れに逆らって走る船は格好良かったです。
帰路で甲宗八幡神社が出てきたのでちょっとお邪魔。ここの神社はまるで寺のような仰々しい建物がありちょっと異質な感じがします。ここには平知盛のものと伝えられる墓が境内に置かれています(特定の墓の写真を撮るのは嫌なので撮ってません)。元々は裏山にあったもの(参考)が雨で崩れ落ちたので拝殿の横に改祀したそうですが,本来穢れを嫌う神社内に墓があるというのもなかなか複雑なものです。
続く...。
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